リレーコラムについて

最後なのでコピーの話

太田祐美子

うちの姉の2人目の子どもが、くさい。
2ヶ月の乳児、なのに加齢臭がします。

父も母も姉の旦那も私も、
連日の夜泣きでやつれはててる姉を前に、
まさかくさいだなんて言えない。
その子が、わんわん泣いていても
「あんたが抱っこしなさいよ。」
と目配せし合う、
そんなぴりぴりとした雰囲気の中、
2歳のお兄ちゃんが言いました。

「なるちゃん、くさいねー。」

コピーの基本は、
「そりゃそうだ」の常識と
「そんなのわかんない」の芸術のあいだ、
「そういえばそうだね」の部分にある。
谷山さんの本に書いてありましたが、

そうか、こういうことなのか!

ちがいますね、ごめんなさい。

その後わたしたち家族は、
「あかちゃんなのに、においだけはおじさんだね。あはは。」
「この子じゃなくて自分の鼻がくさいのかと思っちゃってたよ。あはは。」
「おじさんになったら、どうなっちゃうのかね。あはは。」
って、楽しく団らんを過ごしたのでした。
あはは。

なにが言いたいかと申しますと。
私も誰かを笑わせたり、なごませたり、はっとさせたり、
そんなコピーを生み出したいな、ということです。

一週間、ありがとうございました。
太田祐美子というものでした。

次は、佐藤由紀夫さんにお願いしました。
グチをきいてもらったり、はげましてもらったり、
別件の企画なのにアドバイスしてもらったり、
アイスを買ってもらったり。
いつもすごくすごくお世話になっています。

ちょっと前にお願いしたので、忘れてるかもなので、
今からちょっと声をかけにいきますね。

ゆきおさーん。

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