リレーコラムについて

マキューシオのこと

後藤由里子

今日でリレーコラムもおしまい。
というわけで、私が一番気になっている人のことを書きます。
TCCとは何の関係もないけれど
最後だからいいかな。いいですよね。
その人は、バレリーナの岩田守弘さんです。

去年NHKの「プロフェッショナル」に出演したので
ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ロシアのボリショイバレエ団で日本人唯一のソリストです。

先日、グルジア国立バレエの来日公演
「ロミオとジュリエット」を観てきました。
ジュリエットは少女のように可憐なニーナ・アナニアシヴィリ。
岩田さんはロミオの友人のマキューシオ役。

私、マキューシオにひとかたならぬ思い入れがありまして。
中高時代、女子校で、英語劇部に所属していたのですが、
入部のきっかけが
マキューシオを演じる高1の先輩に憧れて…だったのです。
いかにも女子校、な思い出です。

ロミオとの男同士の友情。
殺されてしまう哀しみ、切なさ。
守弘さん、私のマキューシオ様をしっかり演じてくださいよ、と
祈るつもりで舞台を見守っていたら、
なんとまあ、やんちゃで溌剌とした
生きる喜びにあふれた楽しいマキューシオでした。
物静かなロミオとジュリエットの物語のなかで
岩田さん演じるマキューシオが登場するシーンだけ
カラフルな色がついているようでした。

マキューシオが出てこない場面でちょっとうとうとして
娘に起こされりもしましたが。

さて。
なんのテーマ性もなく、その日の思いつきを
書いてきた1週間でした。
文体もいまひとつ安定していなかったような…。

来週は、ビルドの若手コピーライターの中里くんにリレーします。
私から見たら若いけど、もう中堅だったりするのかな。
リレーコラムをマメに読んでいるらしく、
初日のコラムを書くときに「次お願いしてもいい?」と聞いたら
「先週は兼崎さんでしたね」とチェック済み。
中里くんがやけに頼もしく見えた瞬間でした。

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