リレーコラムについて

ちょっと泣いた話

岩田秀紀

求人広告と一般広告の違いについて書く予定でしたが
面白くないので、やっぱり今日はやめます。すみません。
(ちなみに今日書くことも、特段、面白くありません)

僕がリクルートの代理店を辞め、妊娠中の嫁さんと
3歳になる息子を名古屋において、東京で働くと決めた4月、
電通中部の尾崎敬久さんから手紙をもらいました。

尾崎さんとは、ほとんどお会いしたことはなかったけれど
同じリクルート出身で一般広告へ移った方なので
勝手にシンパシーを感じていました。

関係ないですが、シンパシーって打つと「親パシー」と
変換されます。にくい演出します。このウィンドウズ。

わざわざ手紙を書いてくださったのだから、尾崎さんも
多少の親パシーを感じてくれていたのかもしれません。

 
   岩田くんへ。
   どうも。ゲンキ?
   尾崎です。

   先ほど、ウチの村山から「岩田クンがI&S BBDOに行く」と、
   しかも「東京に行く」と聞いて。
   驚いて。嬉しくて。こんな手紙を書いています。

   どのような経緯で話が進んだのかはワカラナイけど、
   きっとすごく考えてのことだと思います。
   だからすごく応援します。
   向上心って生モノだから、ボーッとしてるとすぐ腐る。
   腐っちゃったほうがラクだし、
   結果的にそうなっちゃうヒトもたくさんいる。

   岩田クンは、そういうヒトではなかった、ということ。
   「コピーを書きたい」
   「うまくなりたい」
   という気持ちさえ腐らせなければ、
   どこまでもステージは広がると思うよ。
   ま、シンドイときもあるけどさ。
   ていうか、シンドイときのほうが多いけどさ。
  
   略

もらったとき、ちょっと泣きました。
実はコピーのチカラって、きっとそんなに変わらなくて、
どれだけ頑張ったか、どれだけ粘ったか、だと思うんです。

シンドイことがあると、時々この手紙を読んでいます。
僕の向上心が腐らないように。頑張れるように。粘れるように。
とても大切な手紙です。

この前、チリソースをこぼしました。すみません。

明日は、重たい煙の話にしようと思ってます。
でもまた諸事情により、違う話になるとか、ならないとか。

今日書く予定だった求人広告と一般広告の違いについて
知りたい、という方は、こちらまで。

hidenori.iwata@isbbdo.co.jp  

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