リレーコラムについて

大道芸人とコピーライター

佐々木康晴

こんにちは、佐々木康晴です。

自分の書いたコピー、ググったことありますか?
まったく何の話題にもなってないとヘコみますが、
ポジティブでもネガティブでも、なにか意見が見つかると、
届いている実感があって、いいですよね。

でも、
インタラクティブメディアの上でやる広告って、ちょっとやっかいです。
B全ポスター!とか、30秒CM!!みたいな「場所」がない。
もちろんバナーはあるんですけど、
大きさや容量の制約などがかなり厳しくて、なかなか。
でも、Webサイトで何でもできるのでは、って?
いや、確かにそうなんですけど、Webで何かやらかすって、
閑静な住宅街にある我が家でカーテン開けたまま踊るようなもので、
たまたま家の前を通りかかったご近所さんに、
あら何かしら、佐々木さんとこの旦那さんどうかしちゃったのかしら、
なんて思われるくらいです。
家の前の道は、たしかに世界にはつながっているけど、
自分のWebの上で踊るだけでは、メッセージはどこにも届かない。
だから、みんなが気づいて楽しんでくれるように、
ステージから何から、自分でつくらないといけません。
それも、お客さんが毎日生活しているネット空間という場所に
無理矢理割り込んで、目立つようにアピールしなきゃいけない。
大道芸人に近いのかな。たぶん。やったことないですが。

で、そこでたまたま、しばらくの間目立ったとしても、
見ているお客さんの中には、たいてい声高な人が一人二人いて、
「あー、これはつまんないね」とか独り言を言う。ブログに書く。
そうすると、その他のお客さんたちも、いままで笑っていたのに、
その一人二人の意見を聞いて、サーッと引いていく。
と思っていると、誰かが「こっちのほうが面白いよ」とか言って、
自分の芸をすっかりコピーして改変して、隣でやり始める。
そっちのほうが面白かったりする。

とまぁ、なんだか分かりにくいたとえ話になりましたけど、
インタラクティブメディアって、
もとからみんなの手に届く場所にあっただけに、
他のメディアのようなマジックが効かない。
よく、ビローザラインだなんていわれましたけど。

でも、10年くらい続けてみると、最近は、
お客さんと目線が同じところで踊るのって、悪くないかも、と。
スカッと一発キャッチフレーズ!みたいな仕事は
インタラクティブにはあまり無いんですが、
なかなかどうして、今の仕事はやめられません。

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