リレーコラムについて

ねこ

井口雄大

みなさんは、ネコをしたことありますか。
ない?
というか意味が良く分からない?
ですよね。

では、オナラをしたことはありますか。
それも恋人の前で。

1年ほど前のある日、ボクはしてしまいました。
「何、いまの?」
険しい顔つきでカノジョがふりかえります。
初オナラです。かなり気まずいです。
とっさに口をついた言葉。
「ネコ…。」

以来、ボクの家に「オナラ」は存在しません。
代わりにたくさんの「ネコ」がやってきます。

うちでは「オナラ」を「ネコと呼んでいる。
たったそれだけのしょうもない話ですが、でもこれ、意外とおススメです。
オナラをちょっぴり愛せます。
オナラを許す心が育ちます。
オナラが事件ではなく、何気ない日常の1コマになります。

たとえば、以下使用例ですが、
・オナラが出そう→「ネコがきたー!」
・あっち行ってよ→「ネコ、追っ払ってきて!」
・ありえないほどの爆裂音だったとき→「ドラネコだったね」
・ヘンな音が出たとき→「変わったネコだったね」
・連続で沢山でそうなとき→「ネコの大群がきた」
・出そうだったけど、ガマンできたとき→「ネコが来そうだったけど、帰ってった」

などなど。
どうですか、ちょっと和みそうな気がしませんか。
例えば、少々匂いがキツイときは、
「ネコ、臭〜い」とネコのせいにすることも可能です。

ネコ愛好家のみなさん、ゴメンナサイ。
でも、意外と似てるんですよ、動きやシズルが。
来そうで来なかったり、急にやってきたりする気まぐれなところとか、
高貴なヤツから、庶民派までいるところとか。

ぜひ一度、お試しください。

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