リレーコラムについて

ほんとうを言うと

金箱洋世

初めて会う人に笑顔で戦略なんかの話をしてる自分も、
こうすべきです、とか人を説得したりするのも、
決めることは可能性を捨てることだということも、
相当怖いです。

だから、考えるだけです。
あと15分考えたら、
わたしなりにもう少しだけ、
まだ行ったことのない場所に行けるかも、と
頑張ったりみたりするのです。

でも、
おびただしく努力する日本一有名な先輩プランナーとか、
明け方のケータイに演出方針を相談してくる演出家とか、
「何点?」とか言いながら、
真夜中によろよろ企画書を見せにくるオブ・ザ・イヤーがいる限り、
怖いとか言ってる場合じゃないのです。

頭がちぎれるほど考えてるひとが
まわりにたくさんいることは、
たぶん、とてもしあわせなことのような気がします。

こうして思っていることを
正直に書いてしまったりすることも
だいぶ怖かったのですが、頑張ってしまいました。
一週間ありがとうございました。

もう日付が変わって来週が始まります。
来週からはCMプランナーの佐藤由紀夫さんです。
怖くてたまらないとき、
やはり勇気づけられてしまう
尊敬してやまない先輩です。

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