リレーコラムについて

お引越し「ハーフタイム篇」

中村聖子

10年くらい前に入院したことがあります。
手術をして、2〜3週間くらい病院の中にいました。
もちろん親や近しい友人は見舞いに来ましたが、
それ以上に、仕事の同僚や
日ごろ一緒に仕事をしているスタッフの人たちが
ひっきりなしに来てくれました。
朝も、昼も、夕方も。
代わる代わるやってきては
いらないものを持ってきたり、
くだらない話をして帰っていきました。
「あんたら仕事の息抜きしにきてるやろ」と
心の中でつぶやきつつも、
病院の中で、ナーバスになるヒマもなく
私はみるみる回復していきました。
ほんとにあの時は、精神的に
みんなに助けてもらったな、と感じました。

結婚とか入院とか何かの節目とか
そういう機会がない限り、
普段会っている人に
面と向かって感謝はしにくいものです。

10年ぶりに、
そんな機会が来たようです。

今しみじみと
そんなことを考えたり、思い出したりして
まったく荷造りに精が出ません。
もう、週末に一気にやってしまおう。
飲みになんか、誘わないで下さいね。

NO
年月日
名前
5906 2025.06.21 矢﨑剛史 Ignorance is Grit. |知らぬは根性。
5905 2025.06.20 矢﨑剛史 Etymolomania. |語源狂い。
5904 2025.06.17 矢﨑剛史 Margarine Number.|マーガリン数。
5903 2025.06.15 藤曲旦子 令和版!とある街で聞いた会話 (ほぼ原文)
5902 2025.06.13 藤曲旦子 外の世界にでたコピー
  • 年  月から   年  月まで