リレーコラムについて

昭和のかもめと、令和の私

秦久美子

ハーバーライトが 朝日にかわる~ そのとき一羽の かもめが翔んだ~

なぜだかときどき、むしょうに昭和歌謡が聴きたくなる夜が、あります。

最近の曲ももちろん好きなのですが、なんだかあの昭和歌謡独特の歌の重たさを全身で感じたくなるのです。

そんな時決まって出かけるのは、ママがいる「スナック」。

気づいたらいつも、まるでロックみたいな濃さの麦のソーダを片手に、湿度90%のしっとり昭和歌謡を大熱唱。

なぜでしょう。メロディーがそうさせるのか、歌詞がそうさせるのか。

昭和歌謡を聞くと、普段の生活の中では心の奥に無意識に閉じ込めている「真面目に傷ついた昔の自分」みたいなものが、
じわじわと胸の表面に浮かび上がってきて、ちょっと気持ちよくなるのです。

不思議ですね。

傷ついたことを思い出して、ちょっと気持ちよくなるなんて。

振られたら、ちゃんと落ち込め。

愛したら、ちゃんと叫べ。

別れたら、ちゃんと引きずれ。

泣きたい夜は、ちゃんと泣け。

めっちゃしんどい。

めっちゃしんどいけど、正しい気もする。

そんな昭和歌謡に魅せられて、スナックで自分が歌謡曲を歌う様子だけを、ド正面アングルでひたすらアップするだけの
TikTokアカウントを作ったこともあります。(かなりの黒歴史。しかも結構最近)

結局途中で飽きてしまい、3曲位アップしたところで終わりました。

目下の目標は、「かもめが翔んだ日」で近所で1年に1回開催されている、まちのカラオケ大会に出ることです。

そのために、ここから1年猛練習しないと。

スナック友だち、絶賛募集中なので、興味があるかたはぜひお声がけください。

創業68年(!)のええスナック知ってるので、こんど一緒に行きましょう。

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