リレーコラムについて

わたしが死んだら、わたしを探してください。

中川真仁

わたしは色んな会社を漂流して現在41歳になります。個人的にはそんなにもか、

と思うのですが、企画したり何かを作ったりする回数はだんだん見えてきました。

となると、あと何度「残せるものを作れるか」なんてことを

考えてしまうのです。だってあなた、死がちらついていますもの。

 

ここで言う残せるもの、というのは人の気持ちがちょっとでも

元気になったり、それを思い出して笑ったり勇気が回復するやつです。

僕は「人を救うのは、人しかいない。」というコピーで

この職業を知り、一連のTUGBOATさんの作るCMで目指したクチですが。

 

最近TikTokとかinstagramのリールとか見てると、気づいたら

2時間くらい持っていかれることがあります。でも、覚えてないんですよね

恐ろしいことに。(個人の感想です)海外の人がグータッチして

中からコンドームでてくる動画とか、クリスティアーノ・ロナウドの

スーパープレーとか、ナンパ師の話とかなんですけども(覚えてんのかい)

ただ、「あれ好きだったわ~」とか「元気ない時あれ見るねん」となりにくいなあと。

(それで言うと作ってみたい)

 

翻って自分は、年齢の若い時は「とにかく面白ければいい」なんて思ってましたが

そうでもない。はっきり言ってしまうと、死んだ後も俺のこと(つくったもの)

を思い出して欲しいと思っているのです。

 

性格が曲がっているので、「良い企画が世に出た」と思った時は

良い意味で「ほれみい!」と思ってしまうのですが

(おそらく様々な反対や説得、良くするための努力、しんどさがあるからでしょうが)

そんな企画を死ぬまでにあといくつ出せるか、カウントダウンだなーと思っています。

 

 

ちなみに、今年そんな風に思えたのは2回です。

 

 

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来週は、というか月曜日からは

生駒達也さんです。

僕の1st師匠です。

最近、僕の古巣大広から独立されて、オーエンカンパニーという

会社を作られました。

オーエンしています。それではよろしくお願いします!

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