リレーコラムについて

「同期、最高!」

野﨑賢一

「リレーコラムのバトンを受け取ってもらえないでしょうか、、、」

同期の友和から連絡があったとき、
正直、めちゃくちゃ嬉しくて二つ返事でOKした。

でも、友和のことを、「友和」と呼べるようになったのは、つい最近。
今年4月末に、入社16年目にして初めて飲んだとき。たくさん話した。

今年3月には、これまで一言も話したことのない別の同期と、
ひょんなきっかけからランチに行くことに。友達になった。

さらに別の同期は、ここ最近、二、三ヶ月に1回、
ランチに誘ってくれるようになった。

近年、その兆しはあったのだが、まさに、今、ここに来て、
同期づいている。

入社16年目の春にして、同期づいている!

新卒採用人数が多い会社などに存在する、同期という絆。
同じ年に、
同じくらいの年齢で、
同じ会社に入りたいと思った人たちの絆、
同期。

入社当時、初めての東京だったせいか。
自分で言うのもなんだが、
フレンドリーな顔をしている割に、初対面が苦手なせいか。
いや、正直に言うと、
研修のしょっぱな、皆の素晴らしい自己紹介を聞いた時点から、
研修全般を通じて、同期という存在に、気後れしていた。

そして、新人研修中は、5時30分のチャイムと同時に、
逃げるように会社を出て、スーパーでお弁当を買って、
会社が用意してくれた亀戸のウィークリーマンションの部屋で、
ピクミン2をひたすらやっていた。

「同期は宝だよ」
と入社当時、いろんな先輩から言われた。

仕事で、新しいチームに同期がいると知った時の安堵感は、
見知らぬ海外で、日本人を見つけたときくらいのものだし、
同期の少ない会社だったり、転職していたりすると、
羨ましい存在なのかもしれない。

でも、まあ、別に無理に仲良くならなくてもいいか。
と、誰に言い訳をするでもなく、過ごした結果、

同期からの認知率がかなり低い。

会社の飲み会で一緒になった、
トータル1分くらい話ししたことない同期に、
いつ話しかけようかと思っていたら、
「あの、、はじめまして」と挨拶されたこともある。

でも、今になって、
偶然の巡り合わで、
時間を過ごすことになって、思う。

15年間も、同じ会社で、同じ時代を過ごしてきた人、
という関係は、なかなか得難い。
15年って!
赤ちゃんが、中三まで育つ年月。

皆、仕事や、プライベートの色々を経て、
今、話すのはめちゃくちゃ面白い。

時間を経た同期、
なんて、運命のような絆なのだろうか。
なんて、味わい深い絆なのだろうか。

密やかに、長らく、抱えていた、
同期コンプレックスが今、なくなろうとしている!
同期という言葉が、ゲシュタルト崩壊しかかっているけれど、
今、この場を借りて、声を小にして言わせてほしい、

「同期、最高!」

という感じで、
同期からもらったバトン、
入社16年目、クリエーティブ11年目になる最近のことを、
書いていければと考えています。

今、健康診断の待合室にいます。
これから、初めての胃カメラです。

5日間、お付き合いいただければ幸いです。

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