リレーコラムについて

糸井大司教より

松井一紘

「コピーライターって、みんな子供っぽいんだよねぇ」

 

これは、ZOOMで行われたTCC新人歓迎会の

サプライズゲスト、糸井重里さんが放ったことばである。

 

まさかあの糸井さんとZOOM上でお会いできるとは。

しかも司会の日下さんに急に「糸井さんに聞きたいことは?」

と話を振られ、緊張のあまり「朝食は何を?」と

失態を犯してしまったではないか。

 

さすが不思議大好き、糸井さんである。

レジェンドオブレジェンドには、

すべての人が子供っぽく見えるかもしれないが、

確かに僕の目にもコピーライターって

子供っぽい人たちだなぁと思えたのだ。

(もちろんこれはいい意味で。)

 

TCCとか、そういう組織とか、カンケーねーよ!

そういう考え自体がふりーよ!

と思われる人も多いかもしれないが、

僕は正直なところ、結構入りたかった。

 

理由として弊社TYOには、僕が入社した9年前、

当時「コピーライター」としてやっている

人はほぼいなかったのに、突然ボスから

「コピーライター」と書かれた名刺を渡され、

非常に右往左往していたからでした。

 

コピーってどう書けばいいんだろう。

そもそもコピーライターってどんな人たちなんだろう。

そんなことがずっと頭の中を駆け巡っていたのです。

 

それで色々とあり、ようやくTCCに入会し、

今までコピー年鑑でしかお会いできなかった人たちの

名前がZOOMに並んでいる。

 

そして何よりも、会話して行く中で、

今まで思い描いていた硬派なコピーライター像は崩れ、

本当に子供のような人たちだなぁと、ホッとしたのでした。

 

でも何故、コピーライターは

子供っぽい人たちが多いのか?

 

糸井さんが発した言葉を歓迎会が終わった後も

ふつふつと考えていたのですね。

 

やっぱりことばって、ものすごく

人間を見つめる仕事じゃないですか。

そしてその人間がどうやったら

笑ったり、振り向いたりするかを

必死に考える仕事じゃないですか。

 

となると結果的に、

「いいこと」ばっかり考えるんですよね。

 

いいことばっかり考えるということは、

結果的に「愛」なんですよね。

 

 

会社の人に聞いたんですが、

人間は1日に6万回思考するらしいんです。

6万回も違うこと考えてたら

脳みそがパンクしちゃうんで、

結果的に同じことを反芻してるらしいんです。

 

ということは、このコピーライターという仕事は、

人がポジティブになることを1日6万回ぐらい

考えていることになる。

 

「愛」について1日6万回考えれば、

たしかに純情な子供みたいになっていくわけですね。

 

これが僕が糸井大司教が発した

問いに対する答えであります。

 

って何が言いたかったんだろう。

このコピーライターの思考術を活かして、

いま世の中に蔓延することばの凶悪犯を

駆逐できないかな。あれ本当によくない。

 

きれいなことばを使いなさい。

というのはきっとお作法の問題ではなくて、

きれいなことばを使うことによって、

自らの心持ちがきれいになるということなんだなと

最近気がつくようになりました。

 

 

ということで7日に渡り展開してきた、

松井一紘の駄文リミテッドも今日をもって終わりとなります。

読んでいただいた方がいらっしゃるのであれば、

本当に感謝です。ドトールのコーヒー1杯くらい

ご馳走したいと思います。

本当にありがとうございました。

 

そして次のバトンは、

突っ張り棒のコピーを書いたら

日本一じゃないかと言われている

TCC新人賞&OCC最高新人賞ホルダー

秦久美子さんにバトンを渡したいと思います。

 

秦さん、ほなお願いします〜〜!

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