リレーコラムについて

焼きそばをつくった

野﨑賢一

GWの10連休のある日、妻が出かけるというので、
子供たちに焼きそばをつくることにした。

普通でいうと、全く大した話ではないのですが、
実は、ほぼ料理をしたことがない。
クリエーティブ局に来てから10年は、きっぱり、一度たりとてない。
料理をする、ということに欠落している僕にとって大大大事件。
(と、ここまで書いて、気づいたのですが、
毎回、話がちっちゃくてなんかすみません。が、続けます)

そんな僕を、台所という比較的誰でも立ちやすい場所に
奮い立たせたきっかけは、ある雑誌の特集だった。

 「休日に最高の焼きそばを。」
 129玉を食べ比べて検証、
 焼きそばのベストレシピを解明した!
 (dancyu 2018年7月号より)

まず、タイトルから引き込まれる。
最高の、焼きそば。王道の、頂点?ゴクリ。

読み進める。

まず、129玉という検証の数。
麺の処理、ソース、隠し味、トッピング。
シンプルな工程の全てに、徹底的な検証を繰り返している。
しかも、特に難しいことをしているわけではないのに、
丁寧に、ちゃんと検証している。

読んでいるだけでも面白い。

たどり着いたのは、
蒸し麺を軽く茹でて、片面焼いて焦げ目をつける。
調味料は、粉ソースとウスターソースの合わせ調味料。
トッピングに揚げ玉。隠し味にビール。

隠し味にビール!

しかも、作り方に、
「(残りの)ビールでも飲みながら待つ」とか書いてある。
休日の昼に、ちょっとビールを飲みながら、
最高の焼きそばをつくる。
想像しただけで、つくりたくてウズウズする。

結果。連休中に、この焼きそばを4回つくった。
子供たちも、焼きそばだけに、がっついてくれるからなおさら。

僕のことはさておき、

なんて素晴らしい特集。

簡単な料理は、作ろうと思ったら作れる。
だけど、ワクワクしないからつくらない。
難しすぎたら、つくらないというか、つくれない。

膨大な検証。ひと手間を選ぶセンス。
「入門」ではなくあくまで「最高」であるところ。
そして、それがみんな大好きな焼きそばである点…
枚挙にいとまがない。

こんな広告が作りたい。

今まで関心がなかった人を振り向かせる、とか、
自分ごと化させて拡散させる、とか、
よく言うけど、本当に難しい。

やり方は違うけど、気持ちとしてこういう感じが目標です。

すごく考えさせられた、10連休の一番の思い出でした。

ちっっちゃ!!

今日も、ありがとうございましたー。

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