リレーコラムについて

好きのプロになろう、ぼこい君

川名宏昌

こんにちは。

電通デジタル 川名です。

勝手ながら今週このリレーコラムの場を借りて、

今月うちの部にやってきた新入社員ぼこい君に

大々的にエールを送っています!

今日はその4回目。

 

いやあー・・・

今日で4回目だけど、ぼこい君。

いいこと言おうとするのも意外と疲れるね。

そんなカッコいいことばかり考えて仕事してるわけじゃないのに、

新人に夢を持たせたいって欲が出て、つい盛ろうとしてしまう。

ダサいなそれ!

今日は等身大まる出しで書くよ、ぼこい君。

 

そんなわけで、

自分、プライベートでは肉焼くのが好きなんですね。

焼肉もいいけど、そういうんじゃなくて、

もっとでかい塊肉ってやつ。

もうかれこれ15年くらい焼いてる。

 

て、この話どこ向かうんだよ?って顔してるね。

素で語りすぎてて俺もわからんw

うまく着地するといいんだけどな。

 

さ、話を戻します。

最初はフツーに赤身肉の厚切りステーキから始めました。

当時は霜降り全盛時代だったけど、

その昔アメリカで食べたステーキの味が忘れられなくてね。

で、肉屋でUSビーフを、

今日は3.5センチで。

今日は4センチで。

とか言ってカットしてもらって、上手に焼ける厚みを探ったり。

強火で何分とか、弱火でどうのとかやったり、

グリルパンで網っぽく焦げ目つけてみたりとか。

おー、いいピンク色! プロじゃん!みたいな。

ひとしきりそんなことをやって、5年。

でもやっぱ火を感じたいんだよなって思って、

10年前にWeberのBBQ釜を買ってからは、

庭で炭火焼ステーキ。

そして、炭火焼ローストビーフ。

さらには、ベイビーバックリブ。

ラムのフレンチラックも。

七面鳥は一週間かけて解凍して、

前夜からブラインに漬け込んで。

プルドポークはダッジオーブンで。

中国出張から帰れば五香粉のチャーシュー。

ブリスケは好きなラブを作ってまぶして、

ビール飲みながら本でも読んで一日スモークして。

いまでは近所に意気投合した肉屋のお兄さんがいて、

いい肉が欲しい時はケータイで連絡取り合って、

「今週はこんな感じで!」

「用意できたよ!」みたいな具合で ←いまココ!ってやつです。

どうだ、ドン引きだろ、ぼこい君。

 

ワインもそんな感じで・・・

(中略)

20年経ったらセラーに100本!

いまでは近所に意気投合したワイン屋さんがあって・・・

(以下略)

 

要するに、何が言いたかったかっていうと!

時間をかけて、身銭を切ってはじめて、

見えてくる好きっていうのがあるもんだなあと。

 

よし、次の話いくぞ、ぼこい君。

 

最近、いちばん下の子(小1)に

ラグビーやらせてるんだけどね、ぼこい君。

これがなんつーか、いじらしくていいんだよ。

ちびたちがいっちょまえに根性見せたりしてね。

こんな話、新卒独身のぼこい君にしても「はあ、そんなもんスか」だね。

それはそれでいい。

けど、こないだそういう話を、

やっぱり息子さんがラグビーをやってる

会社の先輩と話して大いに盛り上がりました。

お互い若かった頃、

それこそ今のぼこい君くらいの頃から知ってる自分たちが、

まさか、こんな話で盛り上がるなんてなーなんて言いながら。

 

これまた、何が言いたかったかっていうと!

平凡でありきたりに思えたような好きも、

いざ自分の番がまわってきて実際に味わってみると、

急にたまらんものになるんだなと。

まだまだ挙げたらキリがないし、

好きって言葉ひと言でくくるのも乱暴なんだけど、

それにしても生きてるといろんな好きがあるな。

 

さあ、そろそろ着陸態勢に入るよ、ぼこい君!?

うまくいくかな。。。

 

何かっていうと、

これからますますデジタルの時代、

マーケターの人とか、みんな「顧客体験の創造だ」って言うじゃん。

これ、顧客体験って言葉だと自分はイメージが広がらないので、

勝手にエモーションドリブンな解釈をすると、

要するに、それって好きになってもらうこと、じゃないかなと。

好きになってもらうために、あらゆる何かをしてあげること、だと。

超ざっくりだね、ぼこい君。

でも本質はそういうことじゃないかと思って。

 

だから、いろんな好きを楽しんでて、

好きになるってことに詳しい人が、

これからのこの業界、ますます生き生きと仕事をするんじゃないかと。

 

家族、友人、恋愛、趣味、生活、タブー、人類、地球環境、未来・・・

何を好きになるかは人それぞれだけど・・・

好きになる。もっと知りたくなる。どんどん引き込まれる。

くらべる。悩む。決める。大事にする。溺れる。

気をひこうとする。自分のものにしようとする。分かち合う。

深める。寄り添う。飽きる。失う。かえってもっと好きになる。

そういうことをどれだけ豊かに知っているか。

 

広告づくりの視点でいうと、CM1本、コピー1本は、

瞬発的にものすごい威力を発揮する

究極の、好きになってもらうための装置だよね。

これを上手に作れる人って、

自分の印象では、好きについてめちゃくちゃ詳しい人が多いし、

これからも誰もができるわけじゃない特別な仕事だと思う。

 

そしてこれからもっともっとひろがるのは、

デジタルでつながりっぱなしのこれからの時代の、

人と企業、人とブランドの関係をどう魅力的にしていけるか。

あらゆる接点でつながりっぱなしになるからこそ、

CMみたいな瞬発力の積み重ねも含めて、

コミュニケーションできることの質量は爆発的に増えるはずで。

そんな中にあって、

クリエーティブは何を作っていくのかなーって考えた時、

結局のところ、どんな風に好きになってもらって、

どうすれば人は好きを深めてくれるか、

そういうことが誰よりも魅力的に提案できるってことかなーと。

そんな感じで僕はイメージしています、ぼこい君

 

ぼやーん・・・

 

おっと、ここはどこだ、ぼこい君。

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