リレーコラムについて

勝手にキャッチコピー『魔女の宅急便』

滝村泰史

こんにちは。今週担当の滝村です。
古今東西の名作映画に
キャッチコピーをつけよう、というお遊びを
かつて仲間内でやっていました。
今回はそのいくつかをご紹介しています。
(映画のネタバレはないので未見の方もご安心を)

2回目は、みんな大好き「魔女の宅急便」。
宮崎駿監督に、ユーミンの主題歌なんて、
ほとんど反則ですよね。

まずは、印象が似ている2つのコピー。

恋という名の魔法を、彼女はまだ知らない。

大好きな人のためなら、
女の子は魔法つかいになれる。

同じように見えますが、
1つ目のコピーはまだ恋をしていない。
2つ目は恋をしている。正解はどちらでしょう?

原作の「魔女の宅急便」では、
シリーズ4作目は「キキの恋」という副題で
17歳になった主人公が、恋をするお話です。
ただ映画では13歳。トンボへの思いは
果たして恋なのか?みなさんはどう感じましたか?

ところで、集まったコピーのなかで
一番多かったのが「魔法」を使ったもの。
そうですよねぇ。使いたくなるキーワードです。
でも、あえてそこを外したこんなコピーも。

世界のMIYAZAKIになる
ちょっと前の名作です。

宮崎駿監督が世界で評価されたきっかけは、
「千と千尋の神隠し」。ただ2時間超えの大作より
監督の小品が好きだという人も多いですよね。
「となりのトトロ」とか「紅の豚」とか。
ちなみに僕が一番好きな作品は、
初監督の「ルパン三世 カリオストロの城」。
公開時は不入りでしたが、お客さんの少ない劇場で
リアルタイムで観られたのはちょっぴり自慢です。
(当時のヒットアニメは「がんばれタブチくん」)

そして、こんなコピーも。

1989年。バブルのまんなかで、
不器用なあの子が心配でした。

言われてみれば、
公開された1989年はバブル真っ盛り。
あのホイチョイ映画
「彼女が水着にきがえたら」と同じ年です。
イケイケの時代についていけず、
癒されたかった人も
多かったのではないでしょうか。

とはいえ、時代の影響か、こんなコピーも。

この映画ではじめて、ジブリは黒字を出しました。

この切り口は新鮮でした。
そしてきちんと観たくなる。
あまり知られていないファクトを見つけてきて、
提示する。広告のお手本のようなコピーですね。

と、ここまで書いてきて、気づいたのですが
ジブリ映画のキャッチコピーって、
我らが大先輩、糸井重里さんも書いてましたよね。
というか、「魔女の宅急便」も!

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

なんて恐れ多い試みをしてしまったのか。
冷や汗が出てきました。
糸井重里さん、ごめんなさい。汗

とはいえ、いまさらオッサンが
おちこんだりしてみても、見苦しいので、
明日は気を取り直して
ハリウッドの青春映画を取り上げます。

(※コピーの考案にあたっては、
電通デジタルのアドバンスト
コピーラボのみなさんに
ご協力いただきました!)

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