リレーコラムについて

三上和輝

湯治健富

三上は、関西電通にいるCRです。
さっそく2人目で九州から逸脱するなんて
湯治はルールも守れないのか?もしかして、九州って人材不足?
と思われるかもしれませんが(人材不足は事実です)、
彼は、数年前に電通九州に出向してたのです。
そのときに、とても活躍してたので、勝手ながら九州の範疇に入れさせてもらいます。

 

 

ちなみに、三上は米村と違ってイケメンではありません。

 

 

41歳の僕より少し年下ですが、わりとおっさんです(笑)。
たしか、昨日が誕生日だったかな(三上、おめでとー!)。
しかも、新入社員の頃から“痛風”を発症しているらしく、
入社式にはサンダルで参加して、その貫禄とふてぶてしさに
クライアントのご子息と間違われたという逸話があります。

たしか、親御さんは、滋賀の教員だったはずで、
それもあって、彼自身もやはり真面目な性格です。
「駅のけんかも止められない日本人に、国のけんかが止められるだろうか。」という
名コピーがありましたが、三上は駅で遭遇したけんかを止めてました。
おっさん同士が、ツバが飛んだとか飛んでないとかくだらないけんかなのに、
その間に、体を張って止めに入っていく三上。
この時代、この国に、いちばん必要な男かもしれません。
いつか選挙に出たら、投票しようと思います。

 

そうそう、1つだけ訂正させてもらうと、
米村と同じく、ハートはイケメンです。
三上が、飲み屋さん同僚・女性とご飯を食べてたらしく、
ある料理にハエが止まったそうです。
しかも、料理の位置的には彼女がとるべき部分にハエは止まったみたいで、
かなり戸惑っているのがわかったと。
では、三上はというと普通に会話を続けながら、ハエを追い払うと、
すっと箸を伸ばして、その料理の部分を自分で取って食べたそうです。

 

 

ジェントルメンです。

 

 

そんな三上に彼女はかなり感激したらしく
おもわず「三上くん、めっちゃイケメンやん!」と言ったそうです。
そして、こうも言いました。

 

 

「目を閉じてたら、ぜんぜん付き合えるのに!」

 

 

三上は爆笑しながら、しゃべってくれました。
もちろん、僕も爆笑しながら聞きました。
でも、見逃してません。
三上の目が、どことなく傷ついてことを。
大丈夫だよ、三上。キミは間違いなくイケメンだよ。ハートは。

 

仕事については言うまでもありません。
おそらく関西電通の方が知っていると思いますが、
九州でもめちゃくちゃ優秀でした。
今でも三上に戻ってきて欲しいと、九州ではよく話にあがります。
関西電通をクビになったら、すぐに採ろうと。
なんなら、あることないことをリークして、どうにかクビにさせられないかとも。

レジャー施設、自治体、銀行、テレビ局・・・どんな業種でも大活躍。
ある仕事では書いたコピーが少々炎上したことはありましたが、
それは大した話じゃありません。
事実、弊社の尾形さんは「あんなの燃えたうちに入らん。俺は取引停止もある!」と
なぜか三上にマウントをとってました。
ちなみに、三上はコピーも書けるし、映像も考えられる逸材ですが、
僕が個人的に注目しているのはボディコピーです。
大分のテレビ局TOSの周年で書いたボディコピーも、
熊本トヨタの新聞広告で書いたボディコピーも、
読み手の心を揺さぶる文章だなーと感心して読んだのを覚えてます。

三上の顔が浮かばなければ、もっと胸熱だったかもしれません。

 

どうしてこんな文章を書けるんだろうと思ってましたが、
ある日の社内会議で、その秘密がわかりました。
左さんが、突然、1つのエッセイを朗読しはじめたときに。
「息子と、とんかつ。」というエッセイです。
そう、勘の良い人はお気づきでしょうが、三上が公募で受賞したエッセイ作品です。

 

https://grapee.jp/605180

三上には、地獄のような時間だったかもしれません。
こっそり応募して、こっそり受賞したエッセイが社内の会議で声高に朗読される。
きっと、左さんの顔が、悪魔のように見えてたでしょう。
パワハラで訴えてやろうと思ったかもしれません。
でも僕は、三上のボディコピーの真髄を見た気がしました。
彼が、いつもの仕事でこんなアプローチや切れ味の文章を
自由自在に発揮できるようになると、
きっとTCCはすぐに獲ってしまうんだろうなぁと。
いや、むしろ広告の枠にはおさまらない
大宮エリーさんや糸井重里さんのような存在になっていくんだろうなぁと。
半分、本気で思ってます。いや、なる気がしてます。

 

最後に、僕が気に入っている三上のエッセイを貼って、
今日のリレーコラムは終わりにしたいと思います。

 

https://www.promise-essay.com/13th/04.html

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