リレーコラムについて

ビジョンは重要か?

斎藤武一郎

「ビジョンが重要だ!」と力説する人はたくさんいます。

はたして、それは本当でしょうか?

実際にはビジョンのとらえ方は経営者によって異なります。
経営者には3つのタイプがいるように感じます。

1:ビジョンを心から信じている。
2:ビジョンはあえて作らない。
3:ビジョンを持っているが、それは確固たるものではなく日々チューニングしている。

1のタイプ
自社の商品サービスが世の中を幸せにすると心から信じている。
少年ジャンプの主人公的のようなピュアさを持っている人たち。

私はこの手の人と会うと嫌な気持になります。
理由は「自分はそこまで何かをピュアに信じられていない。」
というコンプレックスが生じるからです。

2のタイプ
あえてビジョンも目標も作らない。
今日を一生懸命に生きればそれ以上にできることは何もないという人たち。

「自分らしいバッティングができたかどうか、それだけが大事。」
というイチローみたいなタイプです。

それとは別のアプローチですが、
「自分らしさとは自分の周囲の環境からできるものであり、環境が変われば自分も変わる。
だから自分のやりたいことも日々変わって当然。つまり、ビジョンはいらない。」
こういう構造主義的なインテリ層もいます。

私はこの手の人と会うとやはり嫌な気持になります。
理由は「自分はそこまでストイックに生きられないなあ。」
そんなコンプレックスが生じるからです。

3のタイプ
周囲にはピュアなビジョナリストと思わせつつ、
実は自分を客観視していてビジョンを日々チューニングしている人たち。

矢沢永吉さんの名言で「オレはいいけど、矢沢は何て言うかな?」があります。
(本当に言ったかは定かではないですが)もし本当ならタイプ3になります。
矢沢永吉というビジネスモデルを俯瞰し、経営者としてチューニングしているからです。

私はこの手の人と会うと最も嫌な気持になります。
理由は「この人は末恐ろしい。絶対に成功するなあ。」
というコンプレックスが生じるからです。

(結論)
ビジョンが必要なのか、はたまた必要でないのかは人によって異なります。
でも大事なのは経営者がそれをテーマに喧々諤々している事実です。

(外部は内部であるみたいな意味合いで)
やはりビジョンは重要だと思う今日この頃です。

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