リレーコラムについて

アーカイブ=教養=育ち

有元沙矢香

金曜から始まった虎ノ門広告祭。

早速、土曜日に古川裕也さんとCOTEN RADIOの深井龍之介さんの対談に行きました。

その中で、いいアイデアを生み出すにはいいアーカイブが必要という話がありまして。

アーカイブを深井さんは「教養」という言葉でも説明されていたのですが、

物事をさまざまな視点で見ることができていて、一定の距離を保てていること、だと。

その視点の獲得のために知識が必要。

古川さんはそれを「育ち」という言葉で説明されていて、

7割の自律的な好奇心と、残りの3割はどんな質と量の愛情を受けてきたか、だと。

この3割が入っているところがいかにも古川さんらしい視点で、面白い。

そしてアーカイブとは本を読んだり研究から得られるような知識だけでなく、

誰と話すか、どこへ行くか、なにを食べて、なにを感じるかのすべてがアーカイブであって、パーソナルなほど良いという話。

こういう対談に行くと自分の考えがいかに浅いかを思い知って絶望することが多いのですが、

なんだか自然と自己肯定感の上がる素敵な会でした。

ちなみにもし誰かとアーカイブを入れ替われるなら、かなり上位に来るのが今回リレーコラムを回してくれた尾上くんです。

本当に博識で、どんな時代に生まれていても「先生」と呼ばれていたんだろうなと思える佇まい。

尾上くんの視点で世界を見てみたいなぁと良く思います。

有元沙矢香と申します。

今週は虎ノ門広告祭開催期間なので、

いろんなセッションにお邪魔して、役立つ何かを書いていければと思います。

1週間よろしくお願いします。

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