リレーコラムについて

あとがき:あえて感謝の意を表す。

山際良子

バトルは、
自分より強い者に挑むから
燃えるんですよ。

少年ジャンプの編集者さんたちと
一緒に仕事をしたときに
言われた言葉です。

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6年も前のこと、
アプリの少年ジャンプ+のローンチを
ちょっとだけお手伝いする機会に恵まれました。
宣伝や営業の方にも入っていただきながら、
基本は編集部と直接やり取りするという
やや特殊な状況。

仕事だから、と、
変に気負いすぎていたせいもあり、
初対面で
「今のジャンプは面白くないです」
などど生意気で失礼極まりない
口をきいてしまったのですが、
怒られもせず出禁にもならず。
(思い返すと顔面から火を噴きそう)

平静を装うも隠しきれない、
痛い読者臭。
打ち合わせで編集部にお邪魔する度、
内心「ファーーーーー!!!!!」となってました。
隣のテーブルでは、
キャラクターに眼鏡をかけさせるかどうかで
熱い議論が交わされていたり、
新人の作家さんへ的確で容赦ない
ディレクションをされていたり。
広告代理店のコピーライターというより、
持ち込みに来た漫画家志望者の気持ち。
緊張しつつもひたすら嬉しかったです。
走馬灯の1シーンになること確実。

広告の仕事は、
案件ごとに狙いは違えど結局、
世の中の人達に反応してもらってナンボ。
反応が多く大きいのはとてもありがたいのですが、
一方で、背負いきれず心が削られることもあります。
私レベルでそうなんですから、
少年ジャンプの作家さんや編集者さん達、
携わっているみなさんが
日々、受け止めている声や想い、
その負荷はどれほどのものか。
にもかかわらず、
本誌は毎週、少年ジャンプ+は毎日、
新しい漫画を読ませてくれるなんて、
感謝しかなく。

TCCのリレーコラムという場だったので、
強引に少年ジャンプ作品の言葉を
コピーや広告と結びつけようとしてみました。
でも、ほんとはそんなのどうでもよくて、
少年ジャンプは面白い!ってことです。
私にとっては少年ジャンプこそ、
これからもずっと、
エンタテインメントの最高峰で最先端。

少年ジャンプの言葉には一言一言
勇気をわかせる力がある。

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広告として果たす役割と、
弩級の破壊力のエンタテインメント。
その両方を高次元で融合させ、世の中を震撼させた、
「ブックオフなのに本ねぇ〜じゃん!」

2020年の最高新人賞、
松井一紘さんにバトンをつなぎます。

松井さん、
よろしくお願いします!!

 

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