髭モ
こんにちは。
電通の山田英理人です。
実はちょいちょい髭のモデルをやっています。
人よりも髭領域が広くて、
伸びるのもそこそこ早いみたいなんです。
ヘアカタログとかファッション誌とかに呼ばれて、
髭を披露しております。あと腕毛なんかも。
だから、
「6万円分のアマギフをもらってください!」
と懇願されても毛を抜くわけにはいかないんです。
ごめんねマスク美女。
髭モデルの活動は、ストリートスナップなんかもあります。
原宿や横浜なんかで私服を撮影するやつです。
あれ全部が全部、街で声かけているわけじゃないんですね。
x日x時に駅集合っていう感じで呼ばれて、
適当な道を割り振られてパシャパシャするんです。
最近では顔を見知った髭モさんも出来て、
「ヤマダさんも一緒でしたか」「ちょうどこの辺で予定あったんで〜」
なんて挨拶も交わします。
これが心底気恥ずかしい。
雑誌ライターから連絡をもらって準備万端で来ているはずなのに
「予定」をでっちあげ、
自分の中で最高にイケている(でも頑張りすぎていない)一張羅に身に包み、
休日ふらっと遊びに来た体で、スナップ撮影の順番をソワソワと待っている。
腕を組んでみるか、ポケットに片手入れたらどうか、
壁にもたれて空を見上げちゃうのもあり?いや無難にスマイルだな。
と、一般人に許されるカッコつけのギリギリラインを探ったりして。
撮影確認もほんとはもっと、
なんならタレント事務所並みにチェックしたいところだが、
「いいですいいです、任せますよ、じゃお先に」と、
余裕を見せながら架空の予定へと立ち去るわけです。
目立ちたいけど、
目立ちたいとは思われたくない。
自尊心と羞恥心をセットに、
密かに髭モ活動を続けております。