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川田十夢(AR三兄弟)×TCC期間限定コラボ。「コピー年鑑2020」をスマホARで写すと浮かび上がる”時代のコピー”は?

TCCが毎年「コピー年鑑」発刊に合わせて行っている広告コピービッグデータ解析。
6回目となる今年は、AR三兄弟の長男、川田十夢氏にご協力いただき、
分析に加えて、年鑑の購入者だけに体験してもらえるスペシャルなARも開発してもらいました。
「コピー年鑑2020」は本日発刊です!
(年鑑の詳細と購入サイトはこちらから⇒https://www.tcc.gr.jp/yearbook/)

川田氏が独自開発したシンガー・ソング・タグ・クラウドという手法を使い、
全応募6230作品を形態素解析して品詞ごとの頻出用語を抽出・分析。
編み出された2019~2020年を象徴する1行は…

「もう令和の私です」

もう:2019年度の頻出副詞1位は「どう」だったのが、2020年度は「もう」に変化した。
令和:2019年度は登場せず。2020年度は54回登場。
:2020年度の頻出助詞1位は「の」10229。次点「に」7666。
:2020年度の頻出代名詞1位は「私」700。次点「あなた」438。
です:2020年度の頻出助動詞1位は「です」2487。次点「ない」2453。

2019年5月に元号が変わった。2020年の初頭にはコロナの足音が聞こえ始めた。
分析対象の広告たちが世に出ていた頃、我々の生活はまだそんなに大きく変わってはいなかった。
しかし頻出副詞の1位が「どう」から「もう」になったのは、平成から令和という「未来」へ
向いていた前年の目線が、令和になってから「今現在」に向けられるようになったからでしょうか。
コロナ禍で起こることになる、人々の気持ちの変化を表して(予感して?)いるようにも思えます。
非常に興味深い結果となりました。

※「コピー年鑑2020」の応募対象作は2019/3/1~2020/2/29に実際に使用された広告コピー
※シンガー・ソング・タグ・クラウド:
歌詞を分析してアーティストの深層を考察する解析システム

また、今年は新しい試みとして、コピー年鑑の表紙(外箱ではなく本の表紙)に
スマホやタブレットをかざすことによって体験できるARもリリース。ARでは、
「コピー年鑑2020」のテーマである「集まる」も表現されています。
アプリケーションを入れなくても、専用のURLにアクセスすればOK!
本日より約1ケ月、期間限定で体験できます。

■期間
2021年3月29日(月)~2021年4月25日(日)

■AR体験URL
https://tcc.ar3.jp

■方法
上記URLにアクセスしてスマホやタブレットのカメラを起動し、「コピー年鑑2020」の本の表紙にかざしてください。
※※外箱ではなく、中身の本の表紙が対象です。ご注意ください!※※

■デモ動画
https://twitter.com/cmrr_xxx/status/1376279534165766147

川田十夢さんより
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TCC年鑑の記念すべき号で、こうしてコラボレーションさせてもらって大光栄です。
コピーライターは、ある意味、時代に感情を組み込むプログラマーだと捉えています。
開発の合間にその言葉を読んで、想像して、いつも楽しませてもらっています。
受賞者のみなさま、おめでとうございました。
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中身はもちろん、今年は表紙でも楽しめるコピー年鑑。ぜひ、お手元に置いてご覧ください。

■川田十夢さんプロフィール
1976年熊本県生まれ。10年間のメーカー勤務で特許開発に従事したあと、
やまだかつてない開発ユニットAR三兄弟の長男として活動。
毎週金曜日20時からJ-WAVE『INNOVATION WORLD』が放送中、
4月2日は糸井重里氏とTCCから川見航太氏をゲストに迎える。

『INNOVATION WORLD』公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/