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一般部門グラフィック二次・最終審査、新人部門最終審査について

東京コピーライターズクラブは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、4月下旬に予定されていた「コピー年鑑2020」の一般部門グラフィック二次審査および最終審査、新人部門最終審査を延期しておりましたが、この度、上記審査をすべてオンラインで行うことを決定しました。8月上旬の受賞決定・発表、来年2月の年鑑発行を目指し、今後審査を進めてまいります。(グラフィック実作品提出は、不要となります)

本年度の審査方式に関しては、新型コロナウイルスをめぐる社会情勢を注意深く見守りながら、慎重に議論を重ねてまいりました。より精度の高い審査を目指し、会場審査・オンライン審査いずれにも対応できる体制を整えてきました。5月25日の緊急事態宣言解除により、現在、会場での実作品審査の可能性も一部見えてきた状況ではあります。そうした中、一般部門グラフィック二次審査はオンラインで行い、新人・一般部門の最終審査のみ会場にて実作品で行うなど、審査方式を分けて実施することも検討いたしました。

しかし、どれだけ配慮しても感染のリスクをゼロにすることはできないことから、最終判断としてすべてをオンライン審査で行うこととしました。会場審査の場合、長時間におよぶため、消毒や換気、ソーシャルディスタンスを徹底したとしても限界が出てきます。公共交通機関による移動を強いることにもなります。審査委員、運営スタッフ、会場スタッフ。審査に関わるすべての人の健康を守ることは、私たち東京コピーライターズクラブ一同の思いであり、万一のリスクも冒すべきではないと判断しました。

審査のかたちは例年とは変わりますが、だからこそ、審査委員一同これまでにも増して応募作一点一点と真摯に向き合ってまいります。優れた広告コピーを決して見逃すことなく、時代をうつす一本、人の心に深く届く一本を選出する。その私たちの決意は変わりません。8月上旬に予定される受賞発表まで今しばしお待ちください。

末筆となりますが、最善の審査のため可能な限りの選択肢を探っていたことから、今回の決定・発表に時間を要し、皆様をお待たせしたことをお詫びいたします。

東京コピーライターズクラブ会長 谷山雅計