リレーコラムについて

ラジオ局のコピーライター【1日密着】⑤生放送編

原壮俊

K-MIX(静岡エフエム放送)という
ラジオ局で働いています、原壮俊です。

「誰やねん…」の声にお応えして、勝手に
ラジオ局員の「1日密着」をお送りしています。

それではリレーコラム、最終5日目、スタート。

5/15(水)は、生放送。

 

■8:00 起床

朝食は、バナナ・卵・オートミールなど
女子力は高め。

 

■9:30 出社

11:30からの生放送に向けて、
スタジオや機材の準備を開始。

リスナーの皆さまから届いた
メッセージ全てに目を通します。

私の場合、
一応の優先順位をつけますが、
どれを読むかは出演者にお任せします。
番組は、あくまで出演者のもの。
ディレクターが勝手にメッセージを
弾くなんて、できません…

過去に担当していた参加型&ネタ番組では、
2時間半で1000通もメッセージが届いていたので、
今はどんな番組も怖くありません。

 

■11:30 生放送スタート

この日は2時間半の生放送。

防災士の資格を持つアナウンサーが、
リスナーと電話をつないで防災クイズ。

さらに、「日経MJ」の編集長にも
レギュラー出演していただいています。
記事になっていないトレンドの裏話や、
時折飛び出す毒舌がリスナーから人気。

各種コーナーやニュースなどを終え、
無事に生放送は終了。

 

 

■14:00 スタジオを撤収

↑radikoキャラクター「ラジまる」

SNSやブログの更新、
プレゼント当選者のチェックなど、
放送後のアフターケアを。

 

■14:30 遅めのランチ

生放送の日は、いつも通り短時間。

この日のメニューは、「焼き芋」など。
月曜日、出張に行った茨城に
思いを馳せながら。

 

■15:00 編集

ディレクターは、
「編集&完パケ」も頻繁に行います。

私の場合、自分が作ったCM原稿も、
自分で収録&編集まで行います。

 

■16:00 デスクワーク
来週に特番を控えているので、
早めの「台本作成」や「選曲」に着手。

さらに、地方の広告賞の事前審査を
依頼されていたため、別室にこもって集中審査!

 

■18:00 一応、定時。
審査が終わり次第、退社。

明日は早朝から予定があるため、
この日はおとなしく退社。

普段の金曜日であれば、
浜松で行われるライブに
行くことも多いです。

たまにライブ後、アーティストの方に
挨拶できる時間は、
ラジオ制作マンにとって大きな福利厚生!!

ここでディレクターあるあるを一つ。
「ライブを見ながら、本人にどんな
感想を言おうか緊張しがち…」

ローカル局とはいえ、会社の看板で
大物アーティストともお話できることも。
「当たり前じゃねえから」精神で、
毎回、感謝感謝です。

 

 

(今回はこのあたりで…)

 

 

実は数年前、TCC賞の受賞式を見に行ったとき、
寂しい気持ちで帰路についた記憶があります。

TCCがどこか遠い世界の、極めて限定的な
「広告村のお祭り」のように思えたのです。
会場に知り合いが少なかったせいかもしれません。
でも何より、広告に近いはずの放送業界に、
「TCC」を知る人がほとんどいない現実に、
どこか孤独を覚えたんだと思います。

 

会社の仲間や、CMを作るスタッフも
知らないアワード。
そこを目指す理由はあるのだろうか。
そんな迷いもあり、
近年は応募したり、しなかったり…
そんなタイミングで、
今回リレーコラムのバトンが回ってきたのです。
改めて振り返ると、放送業界には
TCCのように「制作者個人」に
光を当てようとする団体はありません。
コピーライターの大先輩たちが
一堂に会し、審査してくださる。
それがいかに贅沢か…
いま静かに噛み締めています。
いつかこのTCCが、広告業界の枠を飛び越えて、
一般の人々にも広く知られる日が来ることを、
ひそかに願っています。

さて!来週のリレーコラムは・・・
放送業界でも著名な「森田一成」さん。
お忙しい中、無理を言って
バトンを受けてもらいました。

日本を代表するラジオCMクリエーター。
コピーライターでもあり、
演出家でもあり、
キャスティングのプロ。

CMの枠を超えた仕掛け作りから、
聞いたことないジャンルの会話劇まで…
毎年、新しい価値を生みだし続ける奇才です。

「この人の頭の中はどうなっているんだ!?」
とその思考に触れたくて、
定期的に、時間を作っていただき
森田さんの事務所にお邪魔しています。

お食事の際には、事前に
「嫌い食べ物はないですか?」
「こんなお店はどうですか?」など
何度も細やかな気遣いをしてくださる…

制作者としても、人としても
心からリスペクトしている方です。

広告業界の最前線にいながら、
ラジオの世界にも影響を与える
櫻井瞭さんと森田一成さん。
お二人のバトンパスの
中継ぎを務められたことを光栄に思います。

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