リレーコラムについて

つくっている人の前で、つくっている人だよ。って言えるようになりたい。

安達岳

昨日の「大きな声」というコラム。
まぁ別にあんま読まれないだろって思ってたのですが、
さっそくまーがりん(電通の藤曲さん)から「読んだよ!」って連絡が来ました。

 

ひぃ‥。今日は小声で話します。

 

ここ2年ほど。
仕事とは違うところで、
地方をめぐって地元で活躍している方をめぐる
そんな会に参加しています。

いくつかめぐって知ったのは、
すごいクリエイターがたくさんいる、ということ。

秋田県男鹿半島で、
日本酒で新たなチャレンジをしている
稲とアガベの岡住さん。

どうやら
日本酒業界に新規参入はできないらしく、
クラフトサケというジャンルからつくって奮闘している。

それだけじゃなく、
飲食店やスナック、ホテルなどをつくり、
酒蔵を中心に街づくりもしている。

 

ああ、すごい。

 

自分が必要だと思ったものを、
ぜんぶ自分で思いついて、チームをつくって、さいごまで作っている。

 

広島県にあるサゴタニ牧場。

 

かわいいパッケージの牛乳があるなぁと
前々から思っていたのですが、
こんな辺鄙なところにある牧場だったとわ。

にも関わらず、
かわいらしいカフェを併設して、
放牧をめざし、やがてはホテルや映画館、
幼稚園も作っていきたいとのこと。

どうやらその構想が、
今年のグッドデザイン賞を受賞したとのこと。

 

すごいなぁ。

 

東京にいて。
おっきな広告代理店で。
クリエイティブという職種についている。

 

ぼくはそれが大好きで、誇りで、まいにち楽しい。

 

だけど、ぜんぶ自分でつくってる人がいる。
あたりまえの話ですが、直面すると、
圧倒されちゃうのです。

そういう人と出会うと、
どうしてもなにかご一緒できないかな。
と思ってしまう。
もちろん、コピーライターとして。

 

ただ、名刺交換をするその瞬間に、
さいきん急に不安になるのです。

 

ああ、たぶん、ぼくの力必要ないかも‥と。
なにお願いしたらいいかわかんないな、って思われそうだなと。

実際はそんなこと無いと思うのです。
もちろん、相手もそんなことを思ってない。

 

一緒に飲んだりすると、
いろいろ力貸してください。とも言われる。

 

ただの劣等感です。

 

一時期、コピーライターという名刺じゃないほうがいいのかも。
って思ったときもあります。

プロデューサーとか、
クリエイティブディレクターとか
なんとなく、なんかいろいろやってくれそう。
って思ってもらえる肩書に。

 

でも、そうじゃないですよね。

 

ぼくがもっとコピーライターとしての実力を
もっともっとつければいいだけの話なのです。
そうすれば、きっと人間としても大きくなれる。
そのとき、肩書なんてきっとなんでもよくなるのです。

 

総じて言えるのは、
みんなリスクを背負ってる。
自分の会社なわけですから。

 

だから、ぼくもリスクを取らなきゃ少しでも。
自分で、さいしょからさいごまでつくってみる。
「なにかご一緒できないかな。」
って相乗りしようとするんじゃなくて、
自分で運転してみる。

 

2026年はそのトライを増やしてみよう。

 

このコラムは、そんな宣言(小声)です。

NO
年月日
名前
6005 2025.11.26 安達岳 つくっている人の前で、つくっている人だよ。って言えるようになりたい。
6004 2025.11.25 安達岳 大きな声
6003 2025.11.21 水野百合江 趣味が高じて
6002 2025.11.20 水野百合江 いや、めっちゃわかる
6001 2025.11.19 水野百合江 おすわり、待て
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