リレーコラムについて

この夏も、スキー場で乾杯を。

西橋佐知子

昨日、ちらっとフジロックの話を書きましたが、

私が初めてフジロックに行ったのは2000年のこと。

以来、コロナ禍で中止になった2020年を除き

毎年、苗場に通っています。

 

フジロックは富士山のふもとでやっていると

思ってらっしゃる方もいると思います。

でも、富士山のふもとで開催されたのは第1回(1997年)だけで

第3回からは新潟県湯沢町

苗場プリンスホテルのスキー場で開催されているんですね。

 

まあ、それはさておき。

私、一時期は、アメリカのロックフェスにも

足を運んでいました。

初めてアメリカのフェスに行ったのは

2009年のCoachella。

そして、その後

Bonnarooというテネシー州で開催されるフェスにも

何度か行きました。

 

アメリカのロックフェスと言うと

お酒を飲みながらみんなで

ウェイウェイ言っていると思うかもしれません。

でも、実は、だいぶ様子が異なります。

 

今はどうだか分かりませんが

私がCoachellaに行ったときは、

ステージ前の観客席と、お酒を飲んで良いエリアが

きっちり分けられていました。

 

つまり、お酒を飲みながらステージ前で騒いだり

ゆらゆら踊ったり、できないんです。

 

まず、お酒を買うにはパスポートを見せて

21歳以上ですよ、という証明のリストバンドをもらう。

それをしている人だけがお酒を買えて

飲んでいる間は、ここから出るな。って感じで

ある区画に隔離されてしまうのです。

 

もちろんそのエリアからも演奏は聴けますが

あまりステージは見えなかったような。

(繰り返しますが、今はどうだか分かりませんよ。)

 

テネシー州では、

隔離はされませんでしたが

Bonnarooの会場で売っているアルコールは

「ビール」一択でした。

ワインとかジンとか

ビールより強いお酒は、売ってなかった。

その代わりというわけではないですが

一区画でクラフトビールフェアをやっていて、

アメリカ各地のブリュワリーが出店していて

それはそれで楽しかったな。

 

フジロックの会場では、

ビールはもちろん、新潟の地酒やワイン

さまざまなカクテルも売っているし

お酒を飲んでいい場所、いけない場所の

区別はありません。

 

演奏を聴きながら、心おきなく乾杯し

それでいて酔ってケンカする人などもおらず

みんなが平和に楽しんでいる。

そして、「木陰」があるフェスというのも

実は希少なのかもしれません。

 

Bonnarooに行ったとき

たまたま隣に座ったアメリカ人の男の子に聞かれました。

「日本ではスキー場でやるロックフェスがあるってほんと?」

本当だよ。

でも雪が降らない季節にやるんだよ。

「へー。いつか行ってみたいな」

 

あれから10年以上経ったけれど

彼はフジロックに来たのかな?

 

それは知る由もないけれど。

 

アメリカに行った年も、行かなかった年も

私は毎夏、苗場に行って

いつもの仲間と乾杯をし

一日中、音楽にまみれる幸せを味わってきました。

 

今年も、あと3日で

そんな幸せな夏がやって来ます。

 

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