リレーコラムについて

九州

春山豊

はじめまして。

会社の1つ上の先輩サーダティさんから

バトンを受け取りました九州博報堂の春山と言います。

1週間よろしくお願いします。

 

さて、何を書こうかと考えを巡らせて

全然筆が進まなかったのですが、

やはり僕の人生を変えたような気もする

九州博報堂という会社について書いてみようと思います。

 

来月から、九州ね。

青天の霹靂ってこういう時にために生まれた言葉だ。

転勤を通達されたあの瞬間の感覚は多分それです。

 

ちょうど東京本社でコピーライターに職転して

23年ぐらいした時。

仕事もたくさん増えてきたし、勝負だオレ。

そう思っていた僕にとっては縁もゆかりもない九州は

正直まったく行きたくない土地でした。

ほんとにごめんなさい九州のみなさん、、今はとっても大好きです。

 

とはいえ、転勤に従った(会社なので)

僕は人生初の九州へ旅立ちました。

 

福岡のクリエイティブメンバーが開いてくれた歓迎会では、

名物のとり皮が食べられるお店に連れて行ってもらいました。

みんな喋りやすくていい人たちだ。

とり皮めちゃうまいし、めちゃ安い、最高やん!と思っていた矢先

その人は遅れてやってきました。

先輩コピーライターの冨さんです。

 

挨拶もほどほどに、

「好きなコピーは?どんなCM好きなん?」

酒が深くなってくると、

「コピーってなに?なあ、春山くんコピーってなに?」

と永遠と禅問答、いやコピー問答のような質問を繰り返されまして

終わったのは深夜3時でした。

えらい所に来てしまったなー。

令和のこの時代に、広告道場に強制的に入門させられた感じです。

 

クリエイティブだけの飲み会では

「今日は思う存分コピーの話できるわ」

2軒目に行く理由は

「もうちょっとコピーの話したいよな!」

と、広告純度100%でぶつかってくる最高な先輩です。

コピーとCMと、お酒が好きでよかったなーとつくづく思います。

 

僕が得意先への推し案選びに悩んでいたとき

立ち話で企画を聞いてくれた冨さんは、

絶対それ!絶対じゃんけんのがいちばん面白い!

と激推ししてくれたおかげで、

新人賞もいただくことができました。

すぐ酔っちゃうけど、コピーを書く力と企画を見る目はほんと尊敬です。

 

おもしろくて素敵な先輩は他にもたくさんいまして、

 

鋭い切り口を毎回打ち合わせに持ってくるのに

酔うと中洲のショーパブに行きたくなっちゃう岡本さん。

(どうにか経費を通す理由を書くのに苦労します)

 

美しい画と斬新なビジュアルをいつも提示してくれるけど

酔うと忘れ物が多くなっちゃうAD音丸さん。

(飲み会の次の日スマホや充電器を届けます)

 

このコピーでいいの?と最後まで付き合ってくれるけど

酔うと腕相撲したくなって得意先の社長に勝っちゃうAD兼部長の今林さん。

(今だにあれ勝ってよかったのか僕の中で答えが出ません)

 

酔ったときの話しか書いてないですね。

飲み会がこの会社のクリエイティブを前進させているのか?

そう思わせてくれるぐらいカオスで、クリエイティブで愉快な会社です。

 

半年で年間経費を使い切りそうになるのは問題ですが

企画が煮詰まったら、

僕も焼酎片手に仕事に向き合おうと思います。

NO
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