リレーコラムについて

SMメガ理論

大平尚明

暑いですね。

暑すぎるので、コンビニのアイスコーヒーをよく買います。

ほとんどの場合ローソンで。オフィスから一番近いので。

 

サイズは決まってメガ。

なぜか。

人一倍コーヒーが好きだからとか、

がぶ飲みしたいからではありません。

 

Lサイズがないんです。

小さい方から、S、M、メガ。

S、Mときて、だいぶ飛んでメガ。

マジのメガ。実際だいぶデカい。

 

「アイスコーヒーのLください」

「Lないんですよー。Mかメガになります」

最初はカップの在庫切れか何かかと。

でも、いつもLがない。

他のお店に行ってもLがない。

どうもローソンのアイスコーヒーには

そもそもLサイズの設定がないらしい。

確かにレジ横のメニューにもLの表記がない。

 

この妙なサイズ設定は一体なぜか。

 

コラムのネタにもなるかもしれないので、

普段はスルーしてるけど妙に引っかかるこの疑問に、

自分なりに答えを出してみたいと思います。

 

まず、コーヒーを買ったときの自分の気持ちを振り返ってみる。

 

Lサイズを買うつもりでローソンに行く。

でもLはないと告げられ、

提示されるのは「M or メガ」の二択。

 

もともとLが欲しかったので、Mじゃちょっと物足りない。

ずいぶん大袈裟な気もするけど、まあ足りなくなるよりはいいか。

「じゃあメガで」

という流れ。

 

これがもしLサイズの設定があったらどうなるか。

当然、なんの問題もなくLを選ぶ。

 

つまり、もともとLサイズが欲しいと思っていた自分が、

Lサイズの設定がないことによって

半ば必然的にメガサイズを選ぶことになっている。

 

そう、自分はメガを自分で選んだつもりでいたが、

実は選ばされていたのだ。

 

なんということか。

恐るべし、ローソン。

 

S、M、メガという

一見めちゃくちゃに思えるサイズ設定は、客単価を上げる

悪魔的なマーケティングトラップだったとは。

 

Lサイズユーザーは、

Lが欲しいのではなく、Mよりも大きいサイズが欲しいのだ。

つまり、Lをなくせば必然的にその上のメガサイズを選ぶはず。

という慧眼。

 

そしてその破天荒なアイデアを実行に移してしまう行動力。

というか胆力。覚悟。

 

参りました。

これからも、メガサイズをごくごく飲ませていただきます。

 

 

 

 

 

 

・・・とSMメガ問題、一件落着に思えたのですが、

その後ローソン店頭でとんでもない物を見つけてしまいました。

「ホットコーヒー Lサイズ」

なんと、

ホットはS、M、L、メガの4サイズ展開

アイスはS、M、メガの3サイズ展開だというのです。

 

先ほど産声を上げた渾身の「SMメガ理論」はあっけなく崩れ去りました。

なぜ、アイスだけLがないんだ・・・。

 

 

自分で蒔いた種なのに、

もうよく分からなくなっちゃいました。

まあ一旦難しいことは考えず、

アイスコーヒーは冷たくて美味しければよしとしましょう。

僕は「軽め」が好きです。あーおいしい。

 

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