B-BOY
コピーライターは、ことばでコミュニケーションをします。
では、ことば以外のコミニュケーションといえば、なにがあるでしょう?
からだを使うコミュニケーションがありますね。
はい、B-BOY でコピーライターのSOWAです。
(※B-BOYとは、ブレイキン/ブレイクダンスを踊る男性のこと。ブレイクダンサーと同義語である。女性ならばBガール。)
ぼくは、ダンスをからだと音楽を使ったコミュニケーションツールだと思っています。
今まで日本語の通じない、いくつかの国と地域で踊り、バトルし、戦い終わった後は、乾杯して・・・。
ブレイクダンスのおかげで、地球中に老若男女、たくさんの友だちができました。
まだバレてない特別な場所や人にも会えました。
なんと恵まれた人生なんだと。
生まれてきてよかったと。
感じる瞬間が何度もありました。
なぜなのか。
ダンスコミュニケーションには、うそがないから。
そう思い、気付かされた、ZINEがあります。
ぼくの敬愛する、Cayo Imaedaという写真家であり、くそかっこいいDJでもある、
福岡ストリートの先輩は、2年間かけてブレイクダンサーを追いかけた「B-BOY」というタイトルのZINEを出していて。
そこでB-BOYのことを
このように語ってくれています。
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2023年の夏くらいから
出会ったBBOY達の写真をZINEにした
ダンスはアウトプットの方法が身体だから
感覚と直結していて
より嘘や誤魔化しが通用しないものだなって思う
djだと、曲を使ってレコードを使って
感覚から何個かのフィルターを通ってアウトプットされる
写真もそう。カメラとフィルム、プリントのフィルターを通ってアウトプットされる
それが伝わりにくい訳じゃないけど
時々、感覚からフィルターが少ないモノの方が
ウソや誤魔化し
感覚とアウトプットのズレが少ないように感じる
BBOYバトルは
見たまま、感じたままが
その人の感覚や内面を表しているのが
見ていてわかるのが面白い
私が出会ったBBOY達は
みんな本当にかっこよかった
多くを語らなくてもバトルをみたら分かる
ダンスだけじゃなくて
どんな遊びをしていても、彼らはみんな感覚が鋭かった
本当の事しか人には伝わらないって最近よく思う
どんなにきれいで上手な言葉を並べても
どんなに高価なものが目の前にあっても着飾っても
本当の気持ちがそこにないと
どこか違和感を感じたり
何か満たされない感じを感じる
本当じゃない事は心地がわるい
自分の調子が良くても悪くても
そんな事は関係ない
その時の感覚や自分が感じている今が
素直にそこにあることが人を惹きつけたり、人に伝わったりする一つの方法だなって思う
BBOYに出会って
より自分が自分に対して素直にいることが
どれだけ大切かおしえてもらった気がする
彼らの表現はいつもフレッシュでウソがない
これが私がとらえたBBOYの側面
Cayo Imaeda
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B-BOYをやっているぼくらに、誇りを持たせてくれた歴史的1ページです。
ぜひ手に取ってもらいたいZINEなのですが、
残念ながら完売とのことなので、ちょっとだけ載せておきます。
次の作品に乞うご期待ください。
うそがないコミュニケーションっていいですよね。
建前じゃない、本音の方だけ。
そんなダンスを見てきたからか
16年以上も続けていると
はじめてみるダンサーでも、
何度もみるダンサーでも、
どんな人間なのか、
どんな人間になっていってるのか、
なんとなく、分かるようになってきました。
おそらく、コピーも同じですよね。
ただ、ダンスは、ゆうにことばを越えていくことができる。
ブレイクダンスで、
からだの限界に挑み、
ことばの限界を自身で体感し、
ことばの可能性にかける。
これからもそうやっていけば、
なんかもっとできそうな気がする、最近です。
人間磨くために、今日も踊ります。
コピーも企画もやります。
マイペースにしか、できませんが🚶♂️
B-BOYコピーライター / SOWA
<NY留学中の一コマ>
「ねえ。なんで大人になってもB-BOYはBOYなの?」
「それは、子どものように、常に学べ。ってことだよ。Always learnだぜ、ブロ。」