リレーコラムについて

「オメェがなんでラジオCM作ったんだよ」

五明拓弥

おっしゃる通りです。

芸人である僕がなぜラジオCMを作ることになったのかを説明させて頂きます。

昨日のコラムにも書きましたが、相方の遠山がTOKYO FMで『SCHOOL OF LOCK!』というラジオ番組のパーソナリティをやっています。
長いことラジオをやっている事が買われたのか、彼がACC CM FESTIVALのラジオCM部門の審査員に選ばれました。
その審査委員長を務めているのが電通の澤本嘉光さんでした。
後に澤本さんから聞いた話だと、遠山は審査会で「ラジオCM?俺でも書けますわ!ガッハッハッハッハー!!」とほざいたらしいのです。
それならば、という事で2015年の暮れに澤本さんは「今度、東京ガスさんのラジオCMのコンペがあるのでよかったら脚本を書いてみませんか?てか、書けるって言ったよなコラ」と遠山にオファーしてくださったのです。
そんな事になってるのは露知らず、僕は舞台でボケては突っ込まれ、ボケては突っ込まれと平凡な日々を送っていました。
ある日、幕張にある吉本の劇場出番を終えて、バス停でバスを待っている時、遠山から電話が掛かってきました。

「五明、東京ガスのCM好きだっけ?」

僕はべろんべろんに酔っ払うと東京ガスさんのTVCMをYouTubeで観て涙を流しスッキリするのにハマってる時期がありました。その事をツイッターに書いたことがあったのでそれを遠山は見たのかもしれません。
「好きだよ」と伝えると「今度ラジオCMの脚本を作る事になったんだけどやるか?」と聞かれたので迷うことなく「やる!」と伝えました。

これが僕のラジオCMを作ることになったキッカケです。

遠山を誘って頂いた澤本さんへの感謝は勿論、僕を誘ってくれた遠山にも感謝です。借りてるお金は必ず返すからもうちょい待ってね。

それから少し経った頃に【東京ガス本社 打合せ】とマネージャーから連絡がきました。
詳細は何も聞いてません。メールに書かれてる通り東京ガスさんの本社に行き、そこではじめて遠山から澤本さんを紹介してもらい挨拶させて頂きました。
御一行の後を追って会議室に入り、東京ガスさんからCMの説明を色々と受けました。この時間をオリエンていうんですよね?最近覚えました。

東京ガスさんからもらったCMのコンセプトが細く書かれた紙を眺めながら帰りました。

コンペまでは約2週間。運が良いのか悪いのか仕事がすごく暇だったので毎日ラジオCMを考る事ができました。

次回は「そんでオメェよ、ラジオCMを作ってみてどうだったんだよ」を更新予定です。

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