リレーコラムについて

詩の4

直川隆久

その扉はいつになったら開くのか。

雨の日も

風の日も

雪の日も

男は重い扉の前で立ち尽くした。

男の開門の嘆願は

ことごとく

はね返された。

自分が風であればと

男は切に思った。

真夏の野を切り裂く一片の風になれば、

この扉の隙間から、

あの窓の隙間から

身をすべりこませ

焦がれる人の目の前に立つことができるのに。

風になりたいと、男は思った。

以上、

抒情詩「NHKの集金の人」

でした。

NO
年月日
名前
6054 2026.02.20 瓜谷優紀子 コピーライターになりたい
6053 2026.02.19 瓜谷優紀子 お笑い芸人になりたかった
6052 2026.02.17 瓜谷優紀子 アイドルになりたかった
6051 2026.02.16 瓜谷優紀子 名探偵になりたかった
6050 2026.02.14 秦久美子 好きというバグ
  • 年  月から   年  月まで