リレーコラムについて

センチメンタルジャーニー。

林潤一郎

こんばんは。
センチメンタルジャーニー林です。
運命の巡り合わせでしょうか、
明日から視察を兼ねた海外旅行に行きます。

超ど級のさみしがりやなのに、
ひとりになる時間が大好きです。
あまのじゃくとか、猫みたいだとか、
あるいはただの自分勝手じゃねーかだとか、
そんなようなイメージでくくってください。

仕事で終電を逃してぐったりしてるのに、
ひとっつまえの駅から歩く自分にセンチメンタルして、
妙に元気になります(疲れてるときにタクシー乗ると酔いますしね)。
「あー。俺、がんばってんなー。もう寝ちゃった奴より前に進んじゃったぜー。
 そういえば中高生の頃は定期試験が近づくとぎりぎりまで勉強した方が
 点数高くなると思って時間いっぱいまで徹夜してたっけなー」
とか、
「おー。あのおねーちゃんは初めて彼氏に怒られて、
 電話越しに思いっきり泣いて、目を腫らした恥ずかしさはあるものの、
 やけ食いして忘れるんだからと言わんばかりにコンビニでアイス買うんだー」
とか、
たいして見えもしない星を探しながら歩くのです。

そして誰とも遊ばない土曜日は、
(僕は自分から人を誘うのが苦手)
途中で目が覚めても「いやだね、ぜったい寝坊してやるもんね」
と見えない敵に戦いを挑みながら遅く起きて
洗濯物を干したり掃除機をかけたりして、
「うー。東京砂漠で俺は今猛烈に孤独だー。
 でもコピー書いたり企画したりする仕事に関わっている人間は、
 無理矢理にでも孤独な時間を作り出さないとなー」
とか、
うつむき加減にジュンク堂に入っていって、
(最近の若いこと目が合うのが怖いだけ)
「どうしてエスカレータ脇の試し読みスペースにこれほどまでに大量の本を
 持ち込んで、たいして読むこともせずにガン寝するんだろー」
とか、
「本を読んでいる女の人ってどうしてこんなにきれいなんだろー。
 それと、本屋さんとかパン屋さんとか花屋さんとかで働いている
 女の人ってどうしてこんなにかわいく見えるんだろー」
とか、
結局思慮深くもないぼーっとした状態をキープします。

コラム最終日、ひっどいですね。
このままだと放送事故ならぬコラム事故になりそうなので、
センチメンタルジャーニーのすすめを。

僕にも言えることなので(というより自分への説教)、
偉そうにしてやがるとか上からもの見やがって
なんて怖いことを思わないでほしいのですが・・・。

最近、みんな情報に飢え過ぎ。
最近、みんなつながりに飢え過ぎ。
最近、みんな無駄がなさ過ぎ。

素早く手軽に何でも手に入るから?
あれもこれも共有しないと叱られるの?
締め切りいくつ抱えてるの?そんな急がないとだめ?

早死にしちゃう。
使い古された表現だけど、
「道ばたの花の美しさに気づけない人生」
になっちゃう。たぶん。

ときどき、ひとりになろう。
時間をかけて、センチメンタルジャーニーしよう。
話し相手は、いつだってそばにいる。

心だ。

ーーー御礼ーーー
一週間ありがとうございました。
思いついたことをだらだら書いただけの
稚拙なコラムになってしまいましたが、
世界のどこかでひとりでも喜んでくれていたら、
僕はすっごくうれしいです。

こんな変な奴でも一緒に楽しいことしてみたい!とか、
一緒にお酒飲んでみたい!(主にコレ希望)とか、
希有な方がおりましたらいつでもご連絡ください。
会社の受付がパン屋になっておりますので、
東京タワーの近くにお立ち寄りの際はぜひいらしてください。
おいしいコーヒーとボリューム満点の総菜パンをごちそうします。

Twitter @junichiro529
Mail jun@orange-p.co.jp
※センチメンタルジャーニーのすすめとか言っておいて、
 ちゃっかり連絡先を書いたことは叱らないでください・・・。

ーーー予告ーーー
来週は、僕の「正社員なう。」に、
勝るとも劣らないしあわせなつぶやきを披露した、
同じコピーの師匠をもつ”兄弟子”の榎本にいさんにバトンタッチします。

最近めっきり丸くなったと噂なので、
刺激的なコラムを披露してくれることを期待してます(笑)。

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