リレーコラムについて

『関西プレゼン事情(社外秘)』

古川雅之

はじめまして。博報堂DYきってのイケメン、
中川君からバトンが飛んできました
電通関西の古川雅之と申します。

TCC(東京コピーライターズクラブ)なので
圧倒的に関東圏の方が読まれてるんだろうなぁと
勝手に推測して書きますが、

関西圏では信じられない様な
(東京の方が見たら度肝を抜かれるであろう)
プレゼンスタイルをとっています。
クライアントとの関係(距離)が東京とは抜本的に違う、
と考えた方がいいでしょう。

まず、基本的に「ため口」です。

プレゼンの場ではまず、代理店側の営業部長が
プレゼン先の今回の責任者(宣伝部長、役員、社長など)の
股間を「まいどっ」と言いながらむんずと掴みます。

これがいわゆるツカミです。

これができるかどうかでほぼプレゼンの正否は決まります。
強すぎず、かといって遠慮せず、
ほどよい力加減で掴むことができて
はじめて部長職に就ける、と言われています。
営業局長以上は皆ゴッドハンド(神の手)と
呼ばれる人たちばかりです。

さてクリエーティブスタッフはポケットから
適当に折り畳まれた手書きのコンテをワシワシと広げ、
「ほな、ちゃちゃっと説明するわな」と言って
企画の説明が始まります。
多忙なクライアントを気遣うホスピタリティであり、
説明は端的です。

CR「まぁ見たらわかるやろ」
得意「見たらわかるからもう帰れや」
CR「この企画のオモロさがホンマにわかっとんのケ?」
得意「わかったからちょっと笑ったんちゃうんけ」
CR「ここでパパッと決めたらんかい」
得意「ちょっと考えてから電話するから待っとかんかいワレ」
CR「ほな待ったるから絶対連絡してこいよ」
得意「芋食うて屁ぇこいて待っとけ」
CR「屁ぇくらい今ここでこいだるわいっ」

プーッ

というような流れで、プレゼンは終了となります。

後日、クライアントから電話があり、
なぜか残念な結果になった場合

得意「やっぱし他んとこでやることにしたんじゃボケ」
営業「キサマーッいますぐ行くからクビ洗って待っとけ」
得意「クビのかわりにキン◯マ洗って待っといたるわい」
営業「ほんだらこっちも途中どっかでキン◯マ洗ってからいくわっ」

そうやって再度クライアントを訪ね、
ご担当者に営業部長が(この時は掴みなしで)
「なんでやねん!」といきなり
至近距離から高さのあるドロップキックを入れるのです。
これをかわされると次回のプレゼンも危ないかな、
という雰囲気になってしまうので必ず決めたいところです。

いかがでしょう。
ずいぶん東京と違いますでしょう?

このご時世にあまりないとは思いますが
東京から関西クライアントを攻めてみよう、というような方や
配置転換などで泣く泣く関西勤務になる方々は
これを知らないととんでもない目に会います。
ご参考までに。

この件に対する質問などにはお答えしたくありませんな。masayuki.furukawa@dentsu.co.jp

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