誰に回そうか
泰河からバトンが回ってきた。
ついに回ってきたか、
という感じだった。
身近な後輩が書いていると
「読んでるよ!」
と声をかけたりはせずに
ひっそりと読むようにして
頼みやすい雰囲気を
出さないようにしていた。
それが功を奏したのか、
あるいは
そんなことをしなくても
知り合いが少ないからか、
11年回ってこなかったが
回ってきてしまった。
電通に入って20年が経つ。
ずっと
「岩田」
あるいは
「岩田さん」
と呼ばれてきたが、
ここ数年は
「純平さん」
と呼ばれることが多くなった。
僕がみんなに
慕われ出したから、
ということでは
まったくなく、
岩田泰河くんの存在が
大きくなったからに
他ならない。
いま書いていて、
「他ならない」
という言葉は
10年後見たら
書き直したくなるだろうな、
と思ったが
とりあえずこのまま載せておく。
今回書くにあたって
ネタが被らないように
前回のを全部読み直したら、
いくつかやっぱり
「ここなんでこんな表現にしたんだろう」
とか
「このワード思いついちゃったんだな」
と思うところがあって、
それはおそらく書いていた時も、
「ここ大丈夫かな」と
思いながら書いていたりするんだけども、
案の定そうなった。
いま書いた
「案の定」も
10年後見たら
なんだこれ、と
思うかもしれない。
ちなみに前回のはこちら
https://www.tcc.gr.jp/relay_column/?writer=12072002&sort=id&order=desc
話がそれてしまったが
「岩田さん」だと
その岩田は
純平?泰河?
となることが
増えたのだろう。
最近の若い人には
純平さん
と呼ばれることが多い。
名前で呼ばれるのは
いまだにちょっと
くすぐったい。
トリスの仕事で
下に岩田泰河くんが入ることになって
ECDのO島さんに紹介した時に、
「岩田が二人になっちゃって
ややこしくてすみません。
よかったら僕のことは
純平と呼んでください」
と提案してみたけど
「いや、お前は岩田だな」
とあっさり却下された。
けれど、
そんなO島さんも
いつの頃からか
「純平」と呼んでくれたなあ。
話はそれてしまったが、
11年ぶりに
リレーコラムが回ってきた。
回ってくると
まず考えなければならないのが
「誰に回そうか」
ということだ。
なるべくメジャーな人の方が
読者も喜ぶだろう。
とすれば、
一倉宏さんしかいない。
と思い、
お願いする前に一応、
一倉さんが前回
いつリレーコラムを書いたのかを
調べてみたら
去年だった。
その前は一昨年だった。
毎年書いている・・。
続く