母のひとりごと
あまり実家に帰れていなかった。
久しぶりだった。
右手に軽い怪我をした母が力が入らないといいながら包丁を握り、
久しぶりの息子に何かをつくる。
手伝おうとするといいから座っていなさいと言う。
ぼんやりと台所をみていると
母がずっと独り言を言っていることに気がついた。
その瞬間、
大切なものを自分が遠ざけてしまっていたような
そんな気持ちになって
自分たち家族がゆっくりどこかに押し流されていることに気がついて
ハラハラと泣いてしまった。
花形職業?のコピーライターはそれなりに面白い人生を送っています。
というより、「ものの見方が面白いから、人生を面白く過ごしている。」
といった方が正しいかもしれません。そんな、コピーライター達の日常。
このボードではTCCの会員が、一週間でバトンをタッチして、
次々にコラムを連載していきます。
あまり実家に帰れていなかった。
久しぶりだった。
右手に軽い怪我をした母が力が入らないといいながら包丁を握り、
久しぶりの息子に何かをつくる。
手伝おうとするといいから座っていなさいと言う。
ぼんやりと台所をみていると
母がずっと独り言を言っていることに気がついた。
その瞬間、
大切なものを自分が遠ざけてしまっていたような
そんな気持ちになって
自分たち家族がゆっくりどこかに押し流されていることに気がついて
ハラハラと泣いてしまった。
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名前
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