リレーコラムについて

徹夜はしたほうがいいんですか?

内山奈月

周りにはバレないように、
これまで全力で隠してきたのですが…

お恥ずかしながら、わたし、
結構なめんどくさがりで、サボりたがりです…。
今年新人賞をいただいた
「#雪コに甘やかされたい」という企画で書いた
甘やかしコピーの中には、
わたしが28年間の人生の中で
実際に何度も自分にかけてきた言葉がちらほら……。笑

せっかくなので紹介させていただきますと…
「3日坊主?すごいよ!3日も続けられて!
1日もできてない人、たくさんいるよ。」

は、新しいものにどんどん飛びついては、
あっという間に飽きてしまうわたしの
ちょっとしたポリシーです。
オートファジーも、筋膜リリースも、BeRealも、
一応ひと通りは挑戦していることを
自分では誇りに思っています。
(ドヤッ!!!)


「『2:6:2の法則』知ってますか?
この世界は、2割の人は
休んでいいようにできてるんです。」

は、新人研修のグループワークで
まわりの同期が優秀すぎて
全くなにもできなかった日の夜。
あれは2:6:2の法則だったから
しかたなかったんだ、と
自分自身に言い聞かせたときの言葉です。



そんな甘やかされたい派のわたしは、2018年入社。
ちょうど働き方改革が本格化したころの新人です。

タイミングでいうと、

入社1年目:残業は月99時間までがルール
入社2年目:残業は月60時間までにルール変更
入社3年目:コロナ突入で、いろいろリモートに進化

たしか、そんな感じでした。


こういう性格ですから、
働き方改革しましょう!と言われたら、
心の中でラッキ〜と思って
それをとことん言い訳にして
サボりたくなってしまうタイプなのですが…

わたしには、
クリエイティブ新入研修で登壇されたある先輩の言葉で、
強く心に残っているものがあります。

前置きが長くなってしまいましたが、
今日は、そのお話について書きたいと思います。



それは、新人から先輩への、
質問コーナーでのことでした。

匿名での質問募集だったので、
同期の誰が書いたものかはわからなかったのですが

こんな質問があったんです。


「やっぱり、徹夜はした方がいいんですか?」


なんてド直球!!!!


この働き方改革全盛時代に
「したほうがいい」なんて
答えられるわけないじゃん〜!!!

甘やかされたい派の新人のわたしは、
こんな質問するなんてセンスない人だな…とか
思ってしまったのを覚えています。

(誰かわからないけど、あの時はごめん!!!)


その先輩の答えは、こうでした。


「毎日寝ずにコピーを書かなきゃいけない、
なんてことは
全くないと思います。」


予想通りの答え。


しかしその後に先輩は、
「でも…」と続けました。


「でも、ここぞというときに
徹夜してでもいいコピーを書きたいと思う熱量は
大事なんじゃないかな。」



“ここぞというとき”



当時は、よく意味がわかりませんでした。



でも入社して6年。

ここぞというときは、ときどき訪れました。

「あの先輩に、おもしろいと思われたい!」
「ここで踏ん張らないと、この仕事やばいかも…」

苦しい夜が訪れるたび、
あの先輩の言葉が浮かんできて
何度も勇気をもらっている自分がいました。



「今夜は、ここぞというとき。」



そう思うと、ふしぎと力が湧いてくるんです。



だから、これからもわたしは、



ここぞというときのために!



ちゃんと力を蓄えておけるよう
積極的に働き方改革を
していきたいと思います!!!!笑



以上3日目のリレーコラムでした!!



…このコラムを書いている今週は、
いつのまにかちょっとだけ
ここぞというときになりつつあります。笑


だって、母(わたしがURLを送りつけてる)くらいしか
読んでないかなあと思っていたら…

いま展示会がバズりすぎてる明円卓さんとか、
後輩コピーライターの津軽健介とか、
読んだよって連絡くれたんです…。

恐縮です…。ありがとうございます…。。。
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