リレーコラムについて

コピーライターになる10年前

安達岳

あああ ぼくはなにかやらかしてみたい

そんなひとときを 青春時代と呼ぶのだろう

 

だいすきなGOING STEADY/銀杏BOYZ

(ゴイステが解散し、ギターが変わって再結成したのが銀杏。)

そのなかでも、だいぶ上位にすきな歌詞。

青春時代という曲で、タイトルからもうぼくのだいすきな要素しかない。

 

青春がすきです。

 

青春がすきなのです。

 

 

 

はじめてゴイステ/銀杏に出会ったのは、高校1年のとき。

いまはもう(たぶん)ない八王子のライブハウス、HAVANAで。

 

ぼくの高校は、部活をやりながら有志でバンドもやる、

なんてちょっと変わった高校だった。

 

ちょうど受験期にNANAを読んでバンドに興味があったぼくは、

ともだちといっしょにライブを見にいった。

 

かっこよさとか、

熱量とか、

あこがれとか、

そういうのがぜんぶあって、

ぜったいバンドやるって決めた。

 

世の中ではラッドとか、エルレとかが流行っていたけれど、

そういう曲をみんなやらなくて、ちょっと昔の

Hi-STANDARDとか、

BRAHMANとか、

SNAIL RAMPとか、

locofrankとか、

Hawaiian6とか、

GO GO 7188とか、

SHAKALABBITSとか、

ホルモン(昔じゃないけど)とかをみんなコピーしていた。さいこうだった。

 

もりあがる曲みたいなのも決まっていて、

see offとか浮舟はヘドバン曲!!)

先輩からその曲を受け継ぐ。

みたいな文化があった。さいこうの文化だ

 

そのなかでも特に、みんなが先輩から受け継ぎたい!!と思っていたのが、

GOING STEADYだった。

 

 

BABY BABY

もしも君が泣くならば

 

 

もう15年も経つけれど、いまだに毎日のように聴く。

(ライブも行く。大号泣する。)

そして、青春時代を思い出す。

 

世渡り的なものが不器用で、

すっきりうまくいったとはいえないけれど、

そういうのもふくめて青春で、

だれにも負けない尊い時間だったと、誇りに思うたからもの。

 

なんて過去の話にしてしまったけれど、

いま

年齢は、はたして青春中といっていいか怪しいけれど、

ぼくの青春の日々をつづいている。

 

新人賞がある

 

おとなになって

 

しかもお仕事で

 

こんなにワクワクしてしまっていいのだろうか

 

賞が取れない

結果が出ない

競合勝てない

スターになりたい

報われなくて泣いちゃう日があってもいいのだろうか

 

勝手にそうおもってるだけかもだけど

チームメイトがいる

ライバルがいる

ゴールがある

恩返ししたい人がいる

報告したい人がいる

勝ちたいと思う人がいる

 

なんだこれは

 

ビックリするくらい

 

さいこうハッピーじゃないか

 

マンガを読んでることのほうがたのしい日もある。

映画を見てるほうがたのしいときもある。

友だちと遊んだり、もはやなにもしなかったり、

恋がしたいって思ったりする日もあるけれど、

「なにかやらかしてみたい」っていちばんに思っちゃう。

 

青春の先生であるゴイステ/銀杏もいっている。

 

そんなひとときが青春だと。

 

青春だ。

 

ぼくの今は青春だ。

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