ぬか漬け
ていねいな暮らし志向、ということでもないんですが、ぬか漬けを去年から始めてみました。
ぬか床を仕込んでから2週間ほどで、酸味がしっかりある漬物ができるようになりました。
野菜をぬか床に適当に埋めて、ほっとくとできあがっている、というのが面白いところです。
自分で漬けたものは、意外とたくさん食べられます。ビタミンも豊富な気がする。
こういうのができると、ついはしゃいで誰かにおすそ分けしたくなるのですが、そこはぐっとこらえています。
ぬか漬けの「正解」がよくわからないからです。
僕がつくっているぬか床もぬか漬けも、けっこう発酵臭、つまり「くさい」匂いがします。
「ぬかみそくさい」という言葉があるくらいですから、ぬかみそが「くさい」のは当たり前だと思うんですが、自分のぬか床のにおいは「いいくささ」なのか「わるいくささ」なのか。
錦市場あたりの老舗の漬物屋のぬか漬け、というのはたぶん正解なんでしょうが、高そうで買う気にならないし、また、外食ででる漬物はたいがい調味液に漬けたものでそもそもぬか漬けではないことが多いですから参考にならない。
僕は納豆好きですし、ぬか漬けも古くて酸っぱいのが好きで、そういう「くさい」匂いも好ましいものとして食べているんですが、人がこの匂いをかいだらどう思うのか、の確証がもてないわけです。
ぬか漬けの菌はその家々に棲みついたものらしいですから、そうするとそれはなんというか「じぶんのにおい」でもあるような。さらにいうと、このぬか漬けをくさいと思われたら、おまえの人生はくさい、と思われるんじゃないか…そういう恐怖(?)があります。
一応書いときますと、カビとかは生えてないですし、かき混ぜるときは手袋を使うので、混入している手の雑菌は最低限だと思いますが、それでも。
いまどきのおしゃれな「ぬか漬け読本」とか見てると、こんなきれいな写真の中のぬか漬けは、僕がつくっているものとは、何か別のものなんじゃないか。こんな匂いはさせてないんじゃないか、という気がしてしまうのです。
うーん、まあしかし、「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」ですからね。
いいのか。自分がうまければ。
「正解」とか考えず、自分の味を、自分で黙々と食べていこうと思います。
ぬか漬けというときゅうりですが、僕はキャベツ、カブ、大根が好きです。
大根は、何日か干して水分をぬいたものを漬けると、味のしみがいいように思います。
・・・・・・
すみません、最終日が遅れてしまいましたが、1週間ありがとうございました。
来週のリレーコラムのバトンは、僕と同じく電通大阪オフィスの正樂地咲君に受け取っていただきました。最近はラジオCMのみならずラジオ番組までつくっている様子ですが、そのへんの話がでるのかでないのか。ご期待ください。
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