リレーコラムについて

課外活動のススメ

中川リョウ

こんにちは。
18年度TCC新人賞 電通の中川諒です。

 

振り返ると、
きっと僕は生意気な新入社員だったと思います。

 

結果として、
最初の1年目の間に、局内で4つもの部を転々とすることになります。
(苦笑)

 

新入社員研修を寝すぎて、偉い人に呼び出されました。
(もちろん、わざとではありません。)
怒られるかと思いきや、
睡眠が効率的にとれない睡眠障害の心配をされ、
病院で検査を受けたこともありました。
(検査の結果、全くもって正常であることが明らかになってしまいました。)

 

自覚のないゆとり第一世代。
仕事を舐めていたんだと思います。
でも、生意気だったおかげで、
たくさんの先輩たちから、たくさんの教えをもらいました。

 

”根拠のない自信は、ビジネスには必要ない。”

 

当時の先輩にそう言われたことを覚えています。
広告の仕事における「根拠」は、
「実績」や「成功体験」とも言い換えられます。

 

とはいえ、
1〜3年目の若手に、仕事でそんな体験はまだ早々ありません。
残念ながら「いい仕事」なんて待ってたって来ないのです。

 

自分がどれだけ自分を信じていても、
実績のない人間を誰も信用はしてくれない。

 

そこで、僕がはじめたのが「課外活動」でした。

 

大学時代、コンセプターの坂井直樹さんのゼミで
プロダクトをやっていたこともあり、2014年に社内の先輩後輩を集めて
Qand .(クアンド)というプロダクトデザインユニットをはじめました。
横浜市立大学医学部と、ヘルスケア関連のプロダクトづくりをはじめ、
太ると色の変わるパンツ ALERT PANTSや、
霧吹き状になる減塩しょうゆさしMISTASをつくりました。

ALERT PANTS

 

MISTAS

 

 

ALERT PANTSの繊維を共同開発した工場が、
群馬県桐生市にあったことがきっかけで、
桐生市の米農家を紹介され、それが後の「あととりむすこ」につながります。

 

“会社に必要とされる人より、世の中に必要とされる人を目指しなさい。”
尊敬する先輩に言われて、大事にしている考え方です。
広告の仕事をする人として、それが正しい姿だと僕は思います。

 

”アイデアはきっと、誰でも思いつく。
世の中に「実装」したかどうかが、一番の違いになる。”

 

「俺もおんなじこと考えてた!」って言ったことのある人
いっぱいいると思います。

 

スーパー公務員と呼ばれている高野誠鮮さんの自伝
「ローマ法王に米を食べさせた男」を読むと、アドレナリンがでます。
市役所の職員だった高野さんは、地域活性のために、
地元「神子原」(みこはら)という地域のお米をあらゆる手をつかって、
「神の原っぱのお米だから」と言って、まさかのローマ法王に手紙を書いて、
食べてもらうことに成功し、ブランド化してしまいました。

 

通常我々のクライアントにあたる方々が、
自分で企画から実行までできてしまうと、もう我々出る幕がありません。

 

でもきっともうそういう時代。
一見馬鹿げたアイデアも、人の熱量と行動力で、実現できる。

 

「人生100年時代」。
一つの仕事だけでなく、いろんなキャリアが広がります。

 

社内のクリエーティブ転局組は、
時々クリエーティブ転局志望者から相談を受けます。

 

悩める若い人がいたら、
僕は課外活動をオススメします。

 

アイデアは、
実現しないとただの妄想で終わってしまうからです。
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