リレーコラムについて

猛吹雪!三蔵狂乱

中川英明

さて、昨日のつづきです。ドラマ「西遊記」の中の

超異色エピソード「猛吹雪!三蔵狂乱」の巻を紙上再現。

 

まず、オープニング。

天竺へ向かう旅の途中、三蔵法師の一行は

山で猛吹雪にみまわれ、洞窟で野宿するはめになります。

極度の寒さと空腹がつづき、一行はどんどん衰弱していきます。

 

その結果、最初のアブノーマルが火を噴きます。

仲間イチの空腹ブタ野郎こと、食いしん坊の猪八戒が発狂するのです。

彼は、「寒い寒い」とブルブル震える沙悟浄の脚を見て、それをニワトリの脚だと錯覚し、

沙悟浄に噛みついて、そのまま食べようとします。

わーお、のっけからすごいですね。突然のカニバリズム。レクター博士。河童たちの沈黙。

生きてる人間を踊り食うという

「ウォーキング・デッド」でも、なかなかやらない領域に、

このドラマは、やすやすと足を踏み入れていきます。

 

当然、悟空があわてて猪八戒を制止します。

しかし、みんなの精神状態がそれぐらい極限にあると知った三蔵法師は

なんと「わたしを食べなさい」と提案します。

うーん、優しすぎるぜ、三蔵。

しかも、猪八戒は断るどころか、その提案にすぐ飛びつきます。

「おっしょさん(和尚さん)、いただきます!」と。

おいおい、遠慮がなさすぎるぜ、八戒。

 

が、そこはやはり、悟空と沙悟浄のストップがかかります。

そのあと、三蔵はさらに弱っていき、やがて意識を失ってしまいます。

このままでは衰弱死してしまいかねません。

 

天竺に御経をもらいに行くという旅の大目的を考えると、

三蔵を食べてしまうわけにはいかない。

しかし、このままでは全員が飢え死にしてしまうのも必至。

さんざん悩んだ結果、3人は信じられない方向にブレイクスルーします。

ずばり、「オレたちの誰かを食べよう」と…。

 

(明日へつづく)

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