リレーコラムについて

書を捨てよ、町へ出よう。そして捕まえよう

藤田卓也

ポケモンGOをずーっとやり続けています。

コツコツと、というよりテクテク。
歩かないと何もできないゲームですからね。
2016年夏にローンチされてから2年半になります。

 

何がそんなに面白いの?とよく聞かれるんですが、
「あのポケモンの世界と、自分の行動がリンクしている」
というのが圧倒的に快感です。

 

赤緑が発売されたのが小3の冬。
当時はコロコロコミックが男子にとっての聖書であり情報源。
瞬く間にクラスのあちこちでポケモンが話題になり、
男どもが次々とハートを鷲掴みにされていく。

なぜならコロコロコミックがあったから。

あの漫画雑誌はすごいんですよ。
コロコロとコンテンツが組み合わさるとどうなるか。
まず漫画の中ではとことん夢を見させてくれるんです。
ビー玉を飛ばすおもちゃなら、激闘のさなかビー玉は弾丸のように飛び壁を突き破る。
ミニ四駆なら、焼き物をヒントに開発された特殊素材・ZMCが最高のミニ四駆を作り出す。
釣りなら、挑んだ者全てを拒んできた沼の主との壮絶な格闘が何話にもわたって描かれる。
そんなドラマチックな瞬間、現実では絶対に起こらない。
だけどその積み重ねで、小さなおもちゃで無限の夢を見られるようになるんです。

居間の畳に転がって、あの小さな画面で白黒のドットを動かしている時、
確かに頭の中ではオーキド博士に見送られながらマサラタウンを旅立っている。
そうして技術を妄想力で補いながら遊びは強度を持った思い出になる。

 

だからあれから20年以上たった今、
「自分が歩けばゲームの中のキャラも動く」
というのが嬉しくてしょうがない。

あの頃の妄想が叶っちゃった。

自分の目でポケモンを見つけ、足を運んで捕まえる。
これだけで満足できるんだから、対戦機能に色違いにレイドバトルにと
お楽しみ要素が追加されてるポケモンGOは最高に決まってます。

今のところ課金はトータル3,000円くらいで収まってますが、
ますます加速するポケモンGOの世界を前に踏みとどまれる自信は皆無です。

 

あ、タイトルは寺山修司さんの作品から拝借したのですが、
彼が初版を出したのと同じくらいの歳になってしまいました。
ちなみに改版では「書を捨てよ、町へ出よう」の後に続く第2章が「きみもヤクザになれる」。
幾つになってもやんちゃな大人でありたいと思います。

NO
年月日
名前
4613 2019.02.20 北田有一 平成最後、の謎が解けた説
4612 2019.02.12 北田有一 話題はそんなに話題じゃない説
4611 2019.01.25 藤田卓也 若手大賞で感じた若い世代の感覚
4610 2019.01.24 藤田卓也 買ってよかったもの2018
4609 2019.01.23 藤田卓也 書を捨てよ、町へ出よう。そして捕まえよう
  • 年  月から   年  月まで