リレーコラムについて

明日からフリー。つまり一人。

生駒達也

(昨日からのつづき)

あっという間に、退職日がやってきました。

3月31日。
自分も含めて、けっこう多くの退職者がいるのですが
基本在宅勤務ということで、みんなが出社している状況
ではありませんし、既に年休消化に入っている人もいて、
最後の挨拶回りみたいなこともあまりなく、
送別会もなく、荷物やパソコンを片付けて、
静かに最終日を終えるような感じでした。

誰かに見送られるのは好きではないので
割と遅くまでダラダラと片付けをして、
人が少なくなってから会社を出ました。

さみしい気持ちもあるし、感慨深い思いもあるし、
すがすがしい気分もあると言えばある、
不思議な感覚でした。

明日からは、フリー。つまり、一人。

実は、その一人になるのが、すごく不安だったので
4月からは早速、大阪にある起業家支援施設に入る
ことにしていました。

そこは、「立志庵」なんていう体育会系の道場みたいな
名前なのですが(実際はそんなことない)、
自分のデスクスペースを確保できることに加え、
これから何らかの事業を始めようとする
起業家の人たちが集まって、中小企業診断士の方と
相談したり、みんなでワークショップしたり、
セミナーを受けたりしながら
事業を学んで進めるためのサポート施設なのです。

広告の仕事をするだけであれば、そこに行く
必要はなかったかもしれませんが、
せっかく会社員を辞めたということで、個人的に
新たに別の事業も始めたいと思っていたことがあり、
それを進めるために、行くことにしました。

そして、そこに行けば、新しいコミュニティがあり
いきなり一人ぼっちになるという寂しさがないだろう
と考えていたのです。

実際、そこには、広告業界とまったく関係のない
人たちがたくさんいて、同じタイミングで入った人たちも
「個人でマンション管理のアドバイザーになりたい人」、
「まだ日本で知られていない食品を輸入しようと考える人」、
「股ずれ防止のパンツを開発して、販売しようとする人」など
今までの環境であれば知り合うことのなかったような方々と
仲間になり、新しいコミュニティで
新しい日々が始まりました。

会社を辞めて、改めて気付いたことは
社会はとても広そうだ、ということです。
今まで自分が仕事で見てきた世界は、
ほんの一部分だったのだと改めて感じました。

 

多分もう1回、つづく。

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