リレーコラムについて

体育会系の洗礼

水野百合江

ほぼ毎日、6:50出社、19:00退社。

野村證券しかり、
金融業界はとにかく朝が早いです。

そして毎朝ラジオ体操をしていました。

新人は、80人ほど社員のいるフロアの前に出て
「いち、に、さん、し!」と、
大きな声を出しながら
スーツにヒールで体操しなければいけません。

最後の深呼吸の時にもカウントします。

先輩に、
「これだと深呼吸出来なくないですか?
掛け声の意味あります?」と尋ねると、

「意味なんて考えずに、
やれと言われたことやればいいんだよ!」
と怒られました。

いまだに納得いっていません。

 

体育会系の文化に耐性がないくせに、
お金の知識をつけておいて損はないだろう。
大きい会社だし、
転職したくなってもどうにかなるだろう。
などという、ふわっとした理由で
入社を決めましたが、
結果的に、野村で学んだことは山ほどあります。

中でも、コピーに直結しているなあと
思ったことをご紹介します。

お客様に金融商品の説明をする際、
上司に心がけるよう言われたのが、
「出来るだけ易しく端的に、そして具体的に。」
と言うことでした。

説明すべきことも、種類も、無限にある
株・投信・債券・保険を、
どれだけ興味をもっていただけるよう
ご紹介するか。

これは長い長いオリエン資料を、
ひと言のコピーに集約させることと
似ているような気がします。

この教えを存分に活かしたコピーで、
宣伝会議賞のコピーゴールドをいただいたことが、
コピーライターに転職する
大きな後押しとなりました。

営業トークは、
コピーのひとつだと今でも思います。

4年間にわたる野村でのエピソードは、
ほかにも、

・巻紙と呼ばれる長い紙に、毛筆でお手紙を書く
(巷で果し状と揶揄されている)

・1日100件の電話営業
(呼び出し音を聞きすぎて寝る)

・頭髪&服装チェック
(新卒は髪が肩を超えたら結ぶ、
着用できるのは白シャツのみ)

などなど…

たくさんあるのですが、
赤裸々に書きすぎるとどこかで怒られそうなので、
ご興味ある方は飲みに行った時に聞いてください。

また、どれも私が在籍していた頃の話なので、
今はいろいろ変わっていると思います。

当時取得した、
ファイナンシャルプランナー2級の資格も
いまだに持っています。

得意分野は、長期の資産運用と相続対策です。
(NISAに関しては、退職後にルールが
更新されまくっているため自信がありません。)

 

こちらも、ご興味ある方は
相談にのりますのでご連絡ください。

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