リレーコラムについて

ハッピーメイト2

玉川健司

ぼくが初めて書いたリレーコラムの内容が、
実家のお店である「ハッピーメイト」でした。

福岡県の古賀市の駅前の
サンリブというスーパーの中にありました。
ありましたというか、今もあります。
よかったです。
父も母も弟も、元気に店を続けています。

以前はタコヤキ屋と紹介しましたが、
タコヤキの機械が壊れてしまったそうです。
それで今はレンジでチンするタイプのタコヤキにしたそうです。
以前も相当インチキくさい店でしたが、
もうそのレベルを超えています。

以前、パンチパーマで閻魔大王みたいだった父も
もう、パンチではありません。
だいぶ老いております。
しかし老獪に利益率の高い水道水のカキ氷を売っています。

そんな「ハッピーメイト」が、
なんとテレビに出るという事件がおきました。
実は人気お笑い芸人が
中学のときに通っていた店だったらしいのです。
当時「ハッピーメイト」ではなく「たま川」という店名でした。
番組的には「たま川を探せ!」みたいな。
方々をやっと探してたどり着きました!的な企画です。
「ハッピーメイト」の美味しくもないお好み焼きのミックスを
懐かしい味として紹介していました。
それがきっかけで「ハッピーメイト」の売り上げが激増したかというと、
そういうこともなく平常運転のままです。
でも嬉しいことがひとつあって、
そのお笑い芸人が帰郷のたびに寄ってくれるようになったそうです。
それを父はとても誇らしげに話します。

そんなハッピーメイトもコロナ禍で存続の危機です。
ほんとうに、ほんとうに、皆さま古賀市に来た際は、
お立ち寄りよろしくお願いします。

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