リレーコラムについて

テニス

関俊洋

6歳でテニスをはじめた。

小中高と続け、大学は浪人したため、

体育会は選ばずサークルへ。

 

同じサークルに高木君という一個下の後輩がいた。

1989年生まれ。鳥取県出身の高木君は、

テニス強豪校から推薦で大学に入ったが、

教員免許を取るために体育会を辞めてサークルにきた男だった。

小学校時代からテニスが強く、鳥取県大会ではいつも優勝。

県内では練習相手がいなくなり、隣県の同じような境遇の子たちと練習する機会が多かったそうだ。

 

鳥取の隣。

1989年生まれ。

島根県No1の小学生。

 

 

錦織圭だった。

 

 

関 :マジか、え、高木で練習になるの?w

高木:全然なりますよ。言うても小学生なんで。

関 :やっぱ当時からすごかったの?

高木:まぁ、もちろん全部うまいはうまかったです。

関 :具体的に何がすごいの?

高木:・・考え方ですね。

関 :ほう?

高木:あいつ、逆をつくのがうまいんですよ。

※「逆をつく」とは、相手が走った方向と逆サイドに打つこと。

 

関 :ほう?

高木:なんでそんなに逆をつくのがうまいのか聞いたら、

   「自分が打つ瞬間に、相手がどっちの足に重心を傾けるかを見て、

   それと反対の方向に打てばいいんじゃん。」って。

関 :それ、いくつの時?

高木:小学校3〜4年生ぐらいの時ですね。

関 :・・・。

 

 

大学生ならそういう発想も生まれるだろう。

けど小学生となると、異常だ。

 

そういう考えが生まれるから強いのか、

強いからそういう考えが生まれるのか。

少なくとも、もうちょっと考えてプレーしないとな。

と思ったのを強烈に覚えている。

 

社会人になって、仕事で錦織君に会えた。

撮影の合間に、高木君のことや、一緒に出ていた大会の話もした。

あれがもう7〜8年前。まだまだ頑張ってほしい。

 

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福岡さんからバトンを受け取りました電通の関と申します。

どうぞよろしくお願いします。

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