ホーム
ラッシュ時に文字を読むなら、 一緒に空気も読んでほしい。 私に手を振る人がいた。 煙を払う仕草だった。
ポスター
座って、足を広げた。 となりの席が消えた。 クツ底で火は消えるけど、 吸がらまでは消えない。
吸がらを排水溝に捨てた。 というか隠した。 人が見てたら捨てないわけで、 つまりコッソリやってたわけだ。
背中の荷物をにらむ顔、 見えてなかった。 肩がぶつかったら謝るのに、 煙がぶつかっても謝らなかった。
ドアにはさまれると痛い。 さらに視線も痛い。 火はつねに、自分ではなく、 他人を向いている。
会員検索に戻る
岡本欣也おかもと きんや
2000年入会