私の大部分は、
木の家でつくられました。 私は、小さい頃、木の好きな少女でした。
とりわけ、人をふり仰がせる、樹齢何百年もの大木を見ると、
ただそれだけで言い知れない愛着と安心感を感じたものです。
住む家も、木の家しか知らずに育ちました。
古い木の家ですが、生まれてからの思い出のほとんどは、
その中につまっています。うれしかったこと。悲しかったこと。叱られて泣いたこと。
願いがかない飛びあがってよろこんだ日のこと。そんな記憶の数々が、柱や床につけた傷あとや、
帰るたびに迎えてくれた木の香りとともに、いまもありありと蘇ってくるのです。
その大きなふところで、私と私の家族の年月をすっぽりつつんでくれた木の家。
私が、大きな木の下にいると落ち着くのは、
この家にいるのに似たあたたかさを感じるからかもしれません。
シャーウッドには、何よりも、木の持つ本物のやさしさやぬくもりがあります。
これはほんとうです。一歩中に入れば、ああ、この家は木を愛する人たちの手でつくられている。
ということをあなたも実感するでしょう。

進化する木造住宅 シャーウッド

NO.84634

広告主 積水ハウス
業種 精密機器・産業資材・住宅・不動産
媒体 雑誌
コピーライター 岩崎俊一
掲載年度 2012年
掲載ページ 229