SE:(米をとぐ音)
北村 想:北村想です。われわれにはなじみの深い、お米。このお米の音を使って、春夏秋冬を描いてみました。
まず、春―
SE:(米の音1 川の流れる音)
北村:雪解け水を集めた、川の音。階段の上にゴザを敷いて、その上にお米を流してみました。
SE:(米の音2 波の音)
夏の音といえば波、ですね。敷きつめたお米の上で、ゆっくり手を動かしました。
SE:(米の音3 雨のはげしくふる音)
北村:秋は、雨音。どうやって音を作ったか、おわかりですか。
SE:(米の音4 雪の中を歩く音)
北村:冬は、雪を踏みしめる音。信州に行って、夜、床についた時に聞こえてきた音です。
SE:(米の音1~4)
M:BG~
北村:いかがですか。お米で作った季節の音。ま、日本人ってのは、昔から季節に敏感な民族だったと思います。
いつも季節を感じながら生きるのって、素敵だと思うなぁ。
N:大須ういろは、お茶の粉をとくお湯の温度を、夏は高く、冬は低く。
季節に応じて、変わらぬおいしさをお届けしています。
北村 想:四季を忘れかけた都会人たち。季節の音を聞きに、でかけませんか。
N:四季の移ろいとともに。

NO.7729

広告主 大須ういろ
受賞 新人賞
業種 食品・飲料
媒体 ラジオCM
コピーライター 巻島英司
掲載年度 1989年
掲載ページ 460