特別区競馬組合
走れ、ドラマ。TCK
独白1984 60秒 NA(男性):1984年、6月。
君と二人で見た、
大井競馬の東京ダービー。
僕は、「キングハイセイコー」
という馬を買った。
国民的英雄、ハイセイコーの息子だ。
君は言った。
「親の名前を借りて生きてるような
ドラ息子は嫌いだわ」と。
レースの結果、
キングイハイセイコーは勝った。
だが、君は僕の前から姿を消した。
その後僕は親父の会社を継ぎ、
やがてバブルとともに会社は消えた。
あのとき、
「アイランドエース」という、
まったく人気のない馬を
応援していた君の目が、
今の僕を支えている。
今年も、6月2日、
東京ダービーがやってくる。
馬のことが大好きな君に
再会することを夢見て、
大井競馬場へ足を運びます。
NA(女性):人に、馬に、ドラマがある。
東京シティ競馬。

NO.33824

広告主 特別区競馬組合
業種 娯楽(公営ギャンブル・遊園地)・スポーツおよびスポーツ用品・各種の民間イベントやリサイタルやショー・音楽関係
媒体 ラジオCM
コピーライター 米村大介
掲載年度 2011年
掲載ページ 463