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トカラの恋 120 SE:波の音
M:♪~
NA:鹿児島から南へ約200キロのトカラ列島。
そこに暮らすある青年が恋に落ちました。
ところが、恋人に会いに行く手段は、
片道約6時間、週に2回の船だけ。
「今すぐ、会いたい」と願っても、
叶えられる距離ではありませんでした。
ケータイもない時代。
公衆電話のコインが次々に落ちる音が、彼女との距離を物語っていました。
ときには、ひどくケンカして、口では上手く気持ちを伝えられず、手紙を書きました。
でも、それを届けるのもやはり週2回の船。
手紙が届くまでの
気が遠くなるような時を過ごすか、
届くころには、仲直りしていて、その手紙が、
ちょっと気恥ずかしいものになるか。
どちらにしても、手紙には、
ほろ苦い思い出が残りました。
ところが、そんなふたりのせつない物語に、
ある日、終止符が打たれます。
トカラ列島で、
ケータイが使えるようになったのです。
それから10年あまり、
今では二児の親となったふたりの運命を、
ケータイが変えたかどうかはわかりません。
でも、青年が、ケンカをしたその日に、
メールで気持ちを伝えられるように
なったことだけは確かです。
ひとつの「つながり」も大事にしたい。
そんな思いを胸に、ドコモは
エリア拡大に取り組んで来ました。
トカラ列島もそのひとつです。
そのトカラ列島でいよいよ今日、
皆既日食が観測されます。
太陽と月の、世紀の再会です。
その感動を、ケータイが伝えるのかと思うと、
胸が高鳴ります。
毎日の「つながり」も、
奇跡の「つながり」も、信じています。
ドコモ。

NO.28499

広告主 NTTドコモ
業種 家庭電器・AV機器・コンピュータ・OA機器・通信機器・ビジネス用品・電信電話サービス
媒体 ラジオCM
コピーライター 永野弥生
掲載年度 2010年
掲載ページ 187