心配するのが
親の仕事だとしたら、
私たちは、
とても仕事熱心だ。 たとえば、
遅くまで勉強してちゃんと寝てないと、もちろん心配。
でも毎日すごくよく寝ていても、それはそれで心配。
受験生の親の心はなんでもすぐに、
心配と結びつくようにできています。

心配したってしかたない。
信じて見守るほうがいい。

そう言われても、カンタンなことじゃない。
だってそれは、親子だから。

どこか違っているようで、
でも親子はよく似ています。

無理していないと言いながら、すぐに無理をしてしまうところ。
サボらないつもりで、ついついサボってしまうところ。
いいところも悪いところも、なぜかとてもよく似ている。
だから、いまどんな感じなのかすぐに気づいて、心配になってくる。

やっぱり親子だな。

そう思う少しうれしい気持ちと
変なところは似なくてもいいのにというヤキモキを、
ありったけの心配に変えて、
受験生の親たちは、今日も我が子を見守りながら、
体だけは気をつけてと静かに気を配る。

あの頃、自分たちのお父さんやお母さんが、
そうやってくれていたみたいに。

体調管理は
親からのエールです

NO.2022231

広告主 明治
受賞
業種 食品・飲料
媒体 その他
コピーライター 島津裕介
掲載年度 2022年
掲載ページ 298