ふせぐ さえぎって、食い止めること。
害を受けないようにすること。

総合商社において「防ぐ」ということは
なにを隠そう「稼ぐ、削る」ことより難しく、最重要。
これこそ商いの肝となる。

想像してみる。
サッカーの試合で1点の負けを取り返す苦労があるように、
損した分まで稼ぐことがいかに大変か。
1億を稼ぐより、まずは1億の損を防ぐ。
きっちりとしたリスク予測と管理こそが、普遍の課題。

しかしそうは言っても、新しい商い、新しいお客さまへと
未知の分野に挑むことは総合商社の使命。
想定外の複雑な売買、百戦錬磨の相手も次々と現れる。
だからこそ気をゆるめず防ぐ。
それが結果的に儲けにつながる。

商人よ、今日も防いでいこう。防御こそ最大の攻撃なり。



伊藤忠商事が掲げる商いの三原則「か・け・ふ」
それは「稼ぐ・削る・防ぐ」を意味しています。
稼ぐは商人の本能。削るは商人の基本。防ぐは商人の肝。
その3つが支え合って成立するものです。

ひとりの商人、無数の使命 伊藤忠商事

NO.2018689

広告主 伊藤忠商事
受賞
業種 金融・保険・公共・教育および学校
媒体 新聞
コピーライター 国井美果
掲載年度 2018年
掲載ページ 469

国井美果くにい みか

2000年入会