日清ラ王/新・食べたい男
阿部サダヲへの企画説明篇 180秒 阿部:
明日のお昼は、ラ王がいいな。

NA:
ラ王袋麺。

監督:
引き続き日清のラ王のCMなんですけれども。
はい。今回は、フライパン一つで、ラ王タンメンとなってまして。

阿部:
フライパンでラ王?

監督:
そうなんですよ。たっぷり野菜のうまみが、しっかり詰まった、
新しいラ王の食べ方という趣旨でして。

阿部:
なるほどね。

監督:
こちらですね、フライパンを。

助手:
はい。

阿部:
これ、持つんですか?

監督:
はい、持っていただいて。

助手:
あ、お願いします。

監督:
で、簡単な振り付けがございます。

助手:
フライパン一つで、ラ王タンメン。うま、じゅわー。

阿部:
うま、じゅわ。

監督:
ええ、それを言っていただきながら、
うま、じゅわーのタイミングで、こう、バスローブをバッと。

阿部:
バッ?

監督:
はい。バッバっと、こう、いっちゃってください。

阿部:
いや、これ、何も着てないんですよ、下。

監督:
あ、ですよね。

阿部:
ですよじゃなくて、マズくないですか?

監督:
いや、でも、あのー、むしろ、そのあたりが
今回の企画の肝になってまして、
阿部さん、バッと開いていただいた瞬間に、
お料理シーンがドン!と、インサートされます。
最初はですね、ご自身の右のカメラに向かって、
こう、じゅわー。インサート。
左のほうに近づいていって、じゅわーってインサート。
真ん中のカメラにじゅわー、インサート。
で、もう一発、じゅわーーー。

阿部:
あ、インサート?

監督:
あ、インサート、忘れました。

阿部:
そうですよね。

監督:
インサート入ります。

阿部:
インサート…

監督:
最後ですね、家族みんなで、
ラ王タンメンのメンのところで、
こう、また、バッといっていただきまして、そこに、こう、
ラ王タンメンの出来上がりがドン!と来ます。
あの、もし可能であれば、正面の、バッのときにですね、
えー、フライパンで、パッみたいなことができると、
こう、インパクトが更に。

阿部:
これ食べ物のCMですよね?

監督:
ええ、あのー、今回はフライパンがキーなので。

阿部:
クライアントさんは大丈夫なんですか?

監督:
日清食品さんは、何と言いますか、
とても、こう、責めるクライアントさんで、
全然マズくないです。

阿部:
主婦方とかは、大丈夫ですか?

監督:
あ、主婦の方こそ、その阿部さんのボディというか、
見たいっていう調査で出てます。

阿部:
調査をしたわけですか?
私の、私のボディが見たいっていう調査を?

助手:
ああ、しました。はい。

阿部:
私のタンメンが出ちゃった場合は、
ほんとに処理してくれるんですよね。

監督:
ええ、もちろんです。もう、すかさずインサート。

阿部:
角度によってもですか?

監督:
すかさずインサートです。
絶対見えないです。見えちゃうときはないです。
安心してください。

阿部:
現場では?

監督:
はい、現場では、ええ、見えます。

阿部:
・・・

監督:
あとは、何か、あの、気になるところとか、
質問みたいなところがあれば。

阿部:
ま、言ってみれば全部ということですよね。

監督:
そうですよね。

阿部:
いや、自信はないですけどね、
そのボディー…うま、じゅわー。

監督:
いいですね。

阿部:
うま、じゅわー。
フライパン一つで、ラ王タンメン、うま、じゅわー。

監督:
おー

助手:
すごい。

監督:
さすが。

阿部:
じゅわ!
楽しいですね。
何か可能性がフライパンってありますね。

NA:
フライパン一つで、ラ王タンメン。

NO.2018389

広告主 日清食品ホールディングス
受賞
業種 食品・飲料
媒体 WEB
コピーライター 麻生哲朗
掲載年度 2018年
掲載ページ 327

麻生哲朗あそう てつろう

1998年入会